第10章 ☆Story28☆ 世界を目指して…
太輔の予想はまたもや当たり、全員万里の長城には行くとのことだった。
それ以外は定番の観光地巡りだったりグルメメインなどそれぞれ。
万里の長城は夜に見ることにしそのまま事務所側で用意してある
マイクロバスで宿泊ホテルに帰ることにした。
ちなみに宿泊ホテルはゆり達も滞在中に宿泊するホテルになっている。
↓ざっくりとした行動予定↓
*太輔と玉森家*
・朝市散策(由希子&裕志案)
・北京随一のショッピングモール&レジャー施設で買い物
(百合&裕太案)
*北山家*
・玉森家と同じくレジャー施設メインで最後に買い物
*小鳥遊家*
・繁華街にて街を散策、集合時間になるまで行き当たりばったりの旅
*宮瀬家*
・北京で流行りの
スイーツやグルメを食べまくる旅←『両親も結構大食いです』by.愛美
*天羽家*
・中国の歴史を辿る為の観光地巡り
「さすが裕太くんと兄妹なだけあるな。
行きたいところ被ってたからすんなり決められたよ。」
『他にも行きたいところあるけど1日だけだとこれが限界だよねー
ライブ当日に疲れ切っちゃうのもアレだし……』
「1番のメインはそれだからな(苦笑)
……とはいえ、朝市見終わったら北山家と早速合流って感じだな。」
『結月ちゃんと凌駕くんはやっぱりまだ小学生だからレジャー施設が一番いいよね〜
まぁ私も生きてたらレジャー施設メインで楽しみたいもん♪』
「お前はもう子供じゃないだろ……高校のまま止まってるとはいえ……」
『私は動けないからお土産を太輔に買ってもらうって感じだけど
太輔は他に行きたいところないの?』
「あぁ。俺は、お前と過ごせればそれだけで十分だよ……。
お前がいなくなるまで2ヶ月……ゆりのライブだって、今回きりかもしれないしな……
どこに行って思い出を作るってよりは、お前といる時間を大事にしたいんだ。」
『太輔……うん、そうだね。
ゆりにも、会いたいな……』
「会えるさ……同じホテルに泊まるわけだし、ホテルにいる間はゆりの部屋に居たらどうだ?
お前は、まだライブや海でしかゆりに会ってないというか……
少し離れたところでしかゆりのところに居れなかったもんな……」
『太輔……』