第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟
「ゆりちゃん、ついこないだまで『こんなもの……』なんて言ってたのに
それが役に立ったんだね笑」
「荒木先生には感謝です笑」
(日本に帰ったら一応お礼言わなきゃだよね……)
こうして他愛ない会話をしお互い別れることに、
「それじゃ、無事コンサートを開催できる事を願っております。」
「ありがとうございます。そちらもお気をつけてくださいね?」
「ありがとうございます(微笑)
ほら、俺らもホテルに帰るよ勇吾。」
「へいへい……そんじゃ、またなガキンチョ。」
「っ!?
ガキンチョじゃありません!」
「中学生はガキンチョだろうが。」
「っだから勇吾!!
ったく行くよ!!」_グイッ!
「いだっ!
耳引っ張んじゃねーよっ」
「うるさいっ」←
勇吾はずるずると耳を圭吾に引っ張られ2人はホテルに帰るのだった。
「……なんか、」
(勇吾さん、ゆりちゃんをガキンチョとか呼ぶなんて
A.N.JELLの廉さんみたいだな……汗
廉さんが百合ちゃんを餓鬼って言ってた事、思い出すわー笑)
「ムスッ……」←
「この感じもそっくり……(苦笑)
さあ、俺たちも帰ろうか。」
「はい……」
(勇吾さんって憲吾と少し似てると思ったけど全然違うよな……)
こうしてゆりたちもホテルに戻るのであった。
_ホテルにて
予想外のアクシデントとはいえゆりは憲吾の兄?2人に会えて
よかったなと思いながら憲吾に連絡を入れてみることにした。
ちなみにユウはずっと部屋にいた為ゆりが帰ってくるまで拗ねていたが
ゆりが買ってきたお土産で即ご機嫌が良くなった。
ユウはゆりの様子を伺いながら韓国名物の料理やお菓子を堪能していた。
_プルルル‥「憲吾、まだ病院だよね……出るかn『もしもし?どうした?』っぁ憲吾……?
具合のほうはどう?」
憲吾は数コールほどで出た。
『あぁ、大分良くなった。
だから明日には退院できるらしい。』
「っ良かったぁ……でも、完全には治ってないんだよね……?」
『っまぁ……確かに、傷が完全に治るまでは練習するなって言われた。』
「っ本当に、ごめんなさい……私が事件に巻き込まれたばっかりに憲吾が……」
『っお前のせいじゃない……!』