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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟


「実は、指名手配されている犯人が日本から韓国・ソウルに逃走中と言う情報が入ったので
その犯人を追っているんです。」

「っもしかして……未成年の女子中学生を殺害した男の事ですか……?」

「っはい!
……事件のことはご存知で?」

「はい。社長のほうから直接連絡が来たんですよ……悪質な指名手配人がソウルを逃走中だって……
それで、注意を払うように言われてて……」

「っそうでしたか……」

「犯人は、捕まりそうですか?」

「っ……いえ、まだこれといった手がかりがなくて……
でも必ず、逮捕してみせます。また被害者を出さない為に……」

「大変でしょうけど、僕たちには何も出来ませんから……御武運を祈ります。」

「ありがとうございます、山田さん。
では、僕たちはこれで失礼します……あ、
もし些細なことでも何か手がかりがあったらご連絡いただけますと幸いです。」


圭吾は涼介に自身の名刺を差し出した。
涼介はそれを受けると自分の名刺も圭吾に差し出した。


「わかりました。僕たちもできる限り協力します。
こちらが僕の連絡先になります。」

「ありがとうございます。
それじゃ、これから車でホテルに戻ると思いますが気をつけてください。
ここは日本ではなく海外、いつ何が起きてもおかしくはありませんから……」

「はいっ
他のマネージャーやスタッフたちのお伝えします。
本当に今日はありがとうございます。」


涼介は深々と圭吾に頭を下げた。


「っ僕は何も!!
ただ、ゆりちゃんに何もなくてよかったです。
なにせ……数日前班田くんの事件に巻き込まれていましたから……」

「っその事まで……?」

「僕の管轄じゃないんですけど……まぁゆりちゃんが巻き込まれたってなったら
あっという間に話広がっちゃいますね(苦笑)」

「そうだったんですか(苦笑)
もしかしたら、またご縁があるかもですね。」

「ははっ
そんな気がします(苦笑)」

「ふふふ……あ、ゆりちゃんも改めて2人にお礼を言って?」

「っはい!
えっと……圭吾さん、勇吾さん、今日はありがとうございました!」

「ううん、それにしても防犯ブザー持ってて正解だったね。
それがなかったら俺、多分見つけられなったから……」

「まさか防犯ブザーが役立つとは思っても見ませんでした(苦笑)」

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