第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟
圭吾になんとか説明し誤解を解いたゆり、
だがゆりが危険を感じで防犯ブザーを鳴らしたことに変わりはないので……
「っなんでいきなり乱暴なことするかな……」
「だからしてねぇし……」
「っごめんねゆりちゃん、怖い思いさせて……
勇吾は、兄はちょっとぶっきらぼうでさ(苦笑)
でも本当はすごく優しいから。」
「その割には俺を犯罪者扱いしたよな……」←
「っあれは誰がどう見ても未成年の女の子に手をあげる危ない男の絵にしか見えなかったよ!」
「……。」
「まぁ……」←
ゆりも圭吾に同意するのだった笑
「ほら……ぁ、
それよりもゆりちゃん、こんなところにいて大丈夫?
マネージャーさんとかスタッフさんに連絡した方がいいんじゃないかな?」
「っあ!そうですよね汗
さすがに牛の暴走も終わったと思いますし……ちょっと涼介さんに連絡します」
ゆりはすぐ涼介に連絡を取った。
『っもしもしゆりちゃん!?
今どこにいるの!?』
「えっと、今は人気のない倉庫っぽいところで……屋台街からちょっと離れてます……」
『っなんでそんな離れた場所に……?』
「えっと……一応あの騒動の中助けてくれた人がいて……」
「一応ってなんだよ……」
『っうーん……イマイチ場所がわからないよ汗』
「ですよね……私もイマイチ……」
「……ゆりちゃん、ちょっとスマホ貸してくれるかな?」
「ぁ、はい……」
(なんか勇吾さんと真逆……)←
ゆりはスマホを圭吾に渡した。
そして圭吾は電話に出る。
「あ、もしもし。
私、警視庁捜査一課の葛城圭吾と申します。」
『っ日本の警察の方が助けてくれたんですか!?』
「えっと……具体的には私の兄なんですけど、保護したと言う意味では私かと……」←
「「っおい……/……苦笑」」
『っとにかく安心しました……日本の警察の方が保護してくれて……』
「ゆりちゃんのことですけど、どこに送り届ければいいですか?」
『えっと……それじゃ、第一パーキングまで送っていただけるとありがたいです。
さすがにこの状態で観光するのは危険な気がするので(苦笑)』←
「わかりました。それじゃ今から向かいますね。」
『っはい、ありがとうございます。』