第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟
「っだからって、外出がダメになるわけじゃないんだ。
俺たちマネージャーやSP数人が同伴の上外出することは構わないんだ。」
「っ……なんだ(苦笑)
外出は全面禁止になるのかと……」
「ごめんね(苦笑)
話を聞いてる感じ、来海ちゃん千鶴ちゃんと同じ場所に行きたい感じ?」
「っはい!
この屋台街、美味しそうなお菓子が多くて……それに、ここから見渡す
ソウルの夜景がすごく綺麗だな〜って思って!」
「そうだね笑
……よし、リハのこととかを踏まえると意外と休める日はないから気分転換に行こうか?」
「はい!」
ゆりは目を輝かせながら嬉しそうに返事をした。
「(笑笑)」
(今日はあんなにカッコいいこと言ってたのに、まだまだ子供だなぁ笑)
涼介は微笑ましそうにしつつも他のマネージャーやSPと念入りの体制を整え
メンバーがそれぞれ行きたい場所を観光することになった。
ゆりは来海・千鶴のグループと一緒で他の3人も同じグループで行くことになった。
「ふふふ……中華饅頭、全種類制覇するぞ♪」
「っ愛美ちゃん……本当に食欲が旺盛だね(苦笑)
そんなんだと、夜ご飯食べれなくなるよ?」
「大丈夫ですよ知念さん!
ちゃんとご飯も入りますから!」
「ホント底知らずのお腹だね……」
こうしてそれぞれ出発することに、
ちなみに移動は原則車だが、ゆりたちが行く屋台街はその名の通り小さな屋台がたくさん並ぶ市場なので完全に車での移動はできない。
その為周辺の駐車場に車を止めそれぞれ目的の場所を散策することになった。
ちなみにマネージャーはメンバーのそばに常に付き添うが
SPは私服で少し離れた場所から監視をしている。
当然ゆり達もサングラスや帽子で万全の変装をしている。
「っわぁ……!
毎日こんなお祭りみたいなんだ!」
(なんか、憲吾と夏祭り行ったこと思い出しちゃったな……
来年の夏祭りも、憲吾と二人で来れたらいいなぁ……)
「ふふ……ゆりちゃん凄く楽しそうだね。」
「もちろんですよ!」
「あ、あまりハメ外し過ぎないでよね?」
「は〜いっ」
「もぉ……わかってるのかなぁ(苦笑)」
ゆりが屋台街を楽しんでる中、葛城兄弟は偶然にも同じ屋台街に現れていた。