第9章 ☆Story27☆ ミラーツインズ、双子の兄弟
圭吾side
この人は黒木賢司さん、俺より少し先輩で破天荒な部分はあるが俺より優れた
観察力と洞察力がある頼れる先輩だ。
そしてもうひとりの同僚、というかは後輩にあたるのかな?
神崎隆一くん、最近刑事になったばかりの新人だけど正義感が強くて生真面目、
期待の新人……ではあるけどちょっとお人好しなところがあるのが難点、かな……
「っ黒木さん!
いくらなんでも一般の人を同行させるの駄目ですよ!危険です!」
「るっせぇな……そこらの庶民よりは役立ちそうだしいいじゃねぇか。
お前と違ってチビじゃないしな笑」←
「っ!?
チビって言わないでください!!」
「まぁまぁ神崎くん落ち着いて……(苦笑)
勇吾は、俺が責任をもって見てますから……」
「俺を餓鬼扱いすんじゃねぇよ……」
いや……充分子供じゃないか!!←
憲吾の方がずっと大人だよ……汗
「ま、犯人はまだソウル市内にいるようだ。
また逃げられねぇうちに捕まえるぞ。」
「はい……」
「……やっぱり僕は、黒木さんとバディ組むんですか……?」
隆一はちょっと不服そうに賢司を見た。
「あぁ?お前は俺のバディなんだから俺の指示に従え!」
「バディだから従えっておかしいでしょ!
……はぁ、葛城さんがバディで直属の先輩だったらよかったな……」
「あ?圭吾は俺と組むんだ。
そっちは刑事らしく刑事同士で組んでろ。」
いやいや……お前は完全部外者だろ!?
なにその自分も刑事みたいな言い方!!
てか……
お前は刑事よりは犯罪者の方に近いけどな……←『誤解を招くこと言うな』by.勇吾
「とにかく、二手に分かれて調査だ。俺と神崎、そしてお前ら葛城兄弟。
……いいか?お前らは絶対二人で行動しろよ?
葛城勇吾、特にお前は単独行動は厳禁だからな。」
「あ?俺に指図すんじゃねぇよ。」
「っ勇吾!言葉遣い!!
一緒に来れただけありがたいって思えよ!!」
「ふんっ……」
そっぽを向く勇吾、その姿はまるで子供のようだった。
「……お前、ホントは昔に憲吾と中身入れ替わってるんじゃないか?←
お前30のくせに子供っぽいし
逆に憲吾はまだ高校生なのに精神年齢は30かって思う時あるし。」
「……。」
「「……。」」
((めちゃ毒舌やん……))←
こうして4人は二手に分かれるのだった笑