第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
「うん!本当によかった!
あのね?憲吾がパパにありがとうって!」
『俺……何か三船くんにお礼言われるようなことしたか?(苦笑)』
「パパも、憲吾のこと心配してくれたじゃん?
その事を憲吾にも伝えたらありがとうって伝えてほしいって!」
『そんなことでわざわざ……むしろ、俺のほうが三船くんにありがとうって言いたいよ。
三船くんは、命懸けでお前を守ろうとしてくれたなのに……俺は……っ……
俺は、何もできなかったからな……ただ、
山田くんからの連絡を待つことしかできなかった……』
「っパパ……」
『だかr「っそんなことないよ!!」っゆり……』
「パパが心配してくれていたことも知ってるし、
家族と言えど一般の人を巻き込むわけにもいかないじゃん?
パパまで危険な目に遭ったら……」
『っゆり……』
「パパがそう言ってくれるだけで、凄く嬉しいよ……パパ、
心配かけてごめんね?
でも私は大丈夫だよ……ママだって、見守ってくれてるんだもんね?(微笑)」
『っ……あぁ、そうだ。
アイツも、お前のことを見守っているよ……ずっとな……(微笑)』
「うん……(微笑)
ライブ……韓国初日のライブ、見に来てほしいな……パパに、
パパに、少しでも成長したところ見せたい!
私って、まだまだ子供だけど……もっと自立できるように頑張りたいの!」
『ゆり……』
「海外だから、そんな簡単に来れないかもしれないけd『絶対に行く。』っパパ……」
『山田くんにも、言われたんだ。
韓国でのライブには俺たち家族を招待したいって……だから、
その時にみんなでお前たちのライブを見に行くよ。
お前たちが世界で輝きたいって言うなら……親の俺たちはそれを応援したいってる……』
「っ……」
『だから、お前は……お前たちは思うままに輝け。
俺たちは、ずっとお前たちの味方だ。
何も心配せず……まっすぐ進め……』
「っ……ありがとう、パパ……そんなふうに言ってくれて……」
思わず涙ぐむゆり、
ゆりが芸能活動をしてきた上で一番心に響く言葉だった。