第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「……(微笑)」
「……(微笑)」
憲吾を見上げるゆり、
再び二人の視線は交わりキスマイは一斉にタイスケを抑え込んだ。←
「っ何しやがる!?さすがの俺も行かねぇよ!怒」
「「……。」」
((コイツは油断ならない……))←
「「何してんだよアンタら……汗」」
そんなキスマイを同僚たちは呆れた様子で見るのだった。
一方で見つめ合うゆりと憲吾、先に口を開いたのはゆりだった。
「憲吾……Dolceの藤ヶ谷ゆりとしては、
ファンっていう恋人がいるからまだちゃんと彼氏って言えないけど……」
「……。」
「ただの藤ヶ谷ゆりとしては、憲吾しかいないからね?
私の恋人は、憲吾しかいないし憲吾しか見えないよ……」_スッ…
「っ……」
ゆりは憲吾の頬に両手を添えた。
「今はもう、ステージの上じゃないから "ただの私" ……憲吾、
好きだよ……誰よりも憲吾のこと、大好きだよ……」
「俺も……お前しか見えない。
ゆりのこと、誰より好きだ。」_スッ…
「憲吾……」
憲吾は自身の頬に添えているゆりの手に自分の両手を添えた。
2人は見つめ合うと憲吾は右手でゆりの左手を掴んだ。
「っ……」
「ゆり……大好きだ。」
そして憲吾はそのままゆりの左手を誘いそのまま引き寄せ……
_ちゅっ…
「んっ……」
(憲吾……もう二度と離れない……)
ゆりの唇にキスをしゆりは目を閉じてそれを受け入れた。
「……。」
(もう二度と、ゆりを離したりしない……)
周りのことは何も考えずただお互いを想い合う2人、
目の前で堂々とキスを見せつけられた一同は顔を真っ赤にするなり
放心状態になるなり中には怒り狂いそうになる者もいた。
「「「「っ……///」」」
「っ憲吾とゆりちゃん、マジかよ……///」
「なんとも大胆な……」
瑛二さえも目線を逸らし周りが顔を赤くさせる中目の前でキスを見せつけられた
太輔と裕太は一瞬にして放心状態。
「「え(固)」」←
そして案の定タイスケは……
「だああ「「お前は黙れ!!怒」」_モゴッ!←
再び暴れそうになったが即座に口元を押させられた。