第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
憲吾たちより先にスタッフの案内により裏方に来ている太輔ら関係者たち、
一区切りついたゆりたちは給水を摂るなどして
憲吾たちも合流するのを待った。
「っまさか、この後憲吾たちも来るなんてびっくりだよ……」
「なーによ、本当はめっちゃ嬉しいくせに笑」
「っ別に……///」
来海の茶化しに顔を赤くしながら目線を逸らすゆり。
だがゆりは久しぶりに彼女として憲吾に、友人として吾郎に
会えることを楽しみにしていた。
太輔は百合を抱きながらそんな娘一緒にを見守っていた。
ちなみにユウはキラが抱いておりキラは太輔らゆりの家族の元にいた。
『ゆり、めっちゃ嬉しそう……』
「そりゃそうだろうな……やっと、認められて一緒になれたんだから……」
『『……。』』
((ここがホテルとか2人にしかいない空間だったら
めっちゃイチャつくんだろうなぁ……))←
そんな中叶輔と百合は北京のホテルで
ひたすらイチャラブしてたゆりと憲吾の様子を思い出していた。
そして間も無くして瑛二と涼介に連れられてきた憲吾と吾郎がやって来た。
「ゆりちゃん!みんな!
三船くんと内山くんが来てくれたよ!」
「正しくは俺が呼び出したが正解だがな(苦笑)」
「っ憲吾……!内山さんまで!!」
「「っ……」」
ゆりは椅子から立ち上がり嬉しそうに笑みを浮かべた。
そんな2人は少し照れ臭そうにしていた。
そりゃそうだ、なぜならゆり以外にも
名の知れたアイドルや芸能人までもいるのだ。
そんな人たちからの視線は2人とってなんとも言えないくすぐったさがあった。
ゆりはそんな2人の心情をつい知らず嬉しさのあまり駆け寄ってきた。
「っなんか、変な感じ……ゆりちゃんと間近で会うの
初めてじゃねぇのにさ……」
「ふふ……確かに、直接会うのは久しぶりですもんね。
でもこうして、またお会いできて嬉しいです(微笑)」
「っ……俺も、すげぇ嬉しいよ、
ライブでファンサもらったりするとかよりずっとさ……」
「ふふ……憲吾、」
「ゆり……」
憲吾に顔を向けるゆり、2人は視線を交わらせお互い見つめ合った。
吾郎は気を利かせ2人の視界から離れようとしたが……