第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
ゆりがトロッコを降りるところでメドレーは終了、
ここからはアリーナ客席メインとなるので6人はトロッコや円盤から降り
花道を歩きながら最後はデビュー曲である「Dólce ~Six SenSe~」を披露して
ライブツアー初日は幕を閉じることになる。
『よーしみんなー!!ラスト盛り上がっていくよーー!!』
「「「いええええええええい!!!」」」
デビュー曲を歌いながらファンサに応えるメンバーたち、
ゆりが最初いるところは丁度センステだったため
徹平と団司の顔が再び視線に入ってきた。
「おー!!ゆりちゃん可愛いぞー!♪」
徹平はゆりに手を振るが……
『団司さーん!』←
「えええ!?涙」
(なんかショック!)
ゆりはなぜか団司だけに手を振った。
団司は手を振り返し徹平に一言……
「ああ!……はっ、ばーか。」←
「な、なんだよお前!ゆりちゃんの初恋だからってえr『徹平さん!
今日は1日沢山応援してくれてありがとうございます!』っ!?
おうよ!俺ずっとゆりちゃんの味方だからなー♪」
だがゆりはすぐ徹平にも手を振りお礼を言った。
ゆりのツンデレ風ファンサは知り合いだとより一際輝くものだ。
そして徹平はまんまと簡単に乗る。
団司は相変わらず『単純な奴』と思いながら横目で徹平を見るのだった。
そしてゆりたちは外周も周り歩きながらファンサをしてると
今度は太輔たちがいる関係者席が見えてきた。
父の太輔はレンもとい百合を胸の位置まで抱き上げ
百合自作のうちわを持ってる腕を持ってやり
手を振るような動作をさせていた。
『ぷっ……笑』←
(なんか、パパの絵シュール……って、私ももしかしてユウ抱いてる時って
こんな感じで見られてる……?)←
ゆりは少し吹き出しながらも
レンに向かって手を振り指差しをしてあげた。
『バーン☆……なんてね笑』
いわゆる確定ファンサを貰った百合の反応とは言うと……
_パアァァ…!(めっちゃ手振りたい!めっちゃ動きたい!)←
もちろん初めて娘にファンサをされ百合は今すぐにでも
ゆりに抱きつきたいと思うのだった。
「笑笑」