第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「あぁそれは……まあ、ゆりちゃんも
後々は僕たちの妹になりますからね笑」←
(憲吾がゆりちゃん紹介してくるの、何年後になるかな……)
圭吾はちょっと先の未来を想像した。そんな未来が来るよう圭吾は
これからも日本の平和の為に精進しようと思うのであった。
それは大我も同じであったがひとつ気掛かりがあった。
「もう何年後の話してるんですか笑
……けど、一つだけもやり残し案件できちゃいましたね……」
「えぇ……結局、東郷響を取り逃してしまいましたからね……
少しずつ進展してるとはいえ、
まだ奴らの根っこを掴むのは骨が折れそうだ……」
そう、響は翔が直々に行っても捕らえることができなかったのだ。
いや、一時は任意同行を取れると思われたが響のほうが一歩上手だったようで
その道中に逃げられてしまったのだ。
翔がこの場にないのは響の足を追っている最中だったからである。
そんな大人事情を知らないゆり、ゆりの乗るトロッコは
最後のエリアにやってきた。
その後部エリアには母・百合の友人である美香と玲、
そして最前列にはかつて太輔の熱い?バトルを繰り広げていた
現・同僚の陸と和真がいた。
「よおゆり!
今日一番輝いてるぞー!」
『陸くん!和真くんも来てるんだね!』
「おー、あともうちょい頑張れよっ」
『うん!……あ!美香ちゃんと玲くーん!結婚おめでとうございまーす!!』
_パチパチパチパチ!
「「っゆりちゃん!!///」」
((まだ式挙げてないってば!やっぱりお母さんの子だわ……))←
いきなり祝福された美香と玲は顔を真っ赤にさせた。
周りの人からは拍手をされ陸と和真も苦笑いを浮かべながらとりあえず拍手を送った。
実は1ヶ月ほど前に晴れて入籍していた美香と玲、この2人は数年ほど前から
付き合っており今年に入ってようやく籍を入れることを決意し
結婚式も行う予定であったがゆりのスキャンダル本騒ぎがあった為
その騒ぎが落ち着くまでは式は挙げないと決めていたのだ。
ちなみにゆりには陸から太輔経由で知らされ聞かされたのだ。
まだ顔を赤くしている2人を見ながらゆりは
結婚祝いは何にしようかと考えるのだった。
『笑笑』
(お祝いは何にしよ……)