第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
イントロが始まりそれぞれステージ上に散らばるゆりたち、
ゆりはメインステのセンターに立っている。
そしてAメロが始まりまずはゆりがソロで歌い始めた。
ソロ部分は思わず観客はゆりの歌声に聞き入っており
ほとんどの人が歌わなかった。
『いつもそばに いてくれた笑顔が
忘れられないから……』
ここからメンバーも歌唱に加わり徐々に観客たちも歌い始めた。
『『ふと気づけば ふたりのあの場所へ
会える はずもないのに』』
そして移動も初めセンターステージ、バックステージ、花道と
各メンバーが散らばりながら歌い続ける。
ゆりはメインステージに残ったまま歌っている。
『『「サヨナラ」 ふるえていた あの日の声
心に 刺さったままで
どこへも 行けない 道しるべさえ 見えない……』』
そしてゆりはここまで歌うとマイクを掲げみんなに歌うよう示した。
ここではメンバーは一切歌唱しないため観客だけの声が会場内に響いた。
「「「あなたに、あなたに 伝えたい言葉があるんだ
最後までずっと 言えずにいた」」」
そしてまたメンバーも加わり歌唱を再開。
『『「「もう一度 もう一度 その手に 触れられるのなら
抱きしめてもう二度と I'll miss you 離したりしない……」」』』
ここからは一気に盛り上がる部分、メンバーは歌唱をやめ
ゆりと観客たちだけでの歌唱で会場中に歌声を響かせた。
『「「あなたの香りも 声も 優しさも
この部屋に残る全てが 愛しくて 忘れ物を 今でも探している
I'll miss you もっと I'll miss you 失くしたのに もういないのに」」』
だが圧倒的な歌唱力を持つゆりの歌声に魅了され観客たちは
歌うのをやめゆりの歌声を聞くことに集中し始めた。
『あなたに あなたに伝えたい言葉があるんだ
最後まで ずっと 言えずにいた
誰より、誰より あなたの そばにいたい
今でも、誰よりも強く 愛しているんだ……』
歌い終わると会場からは大喝采。
だがラストは完全にゆりのソロになってしまい
ゆりは心の中で『あれ?』と思っていた。←
『みんな!歌ってくれてありがとう!』
(てかほぼ私!?)←