第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「「「きゃあああああああ!!!!/うおおおおおおおおお!!!!」」」
_ビクッ!「「っ!?」」
突然の大歓声に驚きを隠せない太輔たち、ステージに目を向け直してみれば
ゆりたちがライブTシャツを着てメンステに再登場してきた。
「っ服は至っていつも通りTシャツ……
ゆりたち、何やってたんだ?汗」
『……。』
(今日はいろんなトラブルあったし無理もないかもだけど……
なんか急な変更点でもあったのかな……)
そして全員が再登場するとゆりが代表で話し始めた。
『みんなーーー!!アンコールありがとう!!!
まだまだ盛り上がれるーー?』
「「「いええええええええい!!!」」」
『おおまだまだいけそうですね!!
ここからアンコールなんですけど、
まず最初に「Miss You」を歌おうと思います!』
_ざわざわざわざ…
ゆりから『Miss You』という言葉が出たため
会場は一気にざわつき始めた。
「っおいMiss Youってゆりちゃんが憲吾にしか……
まさかここに来てゆりちゃんのソロ?」
「っさぁ……」
(いきなり何で……もしかして、そのことで揉めてたのか?)
ざわつく中ゆりは話を続けた。
『ただ今日歌う「Miss You」は私がアレンジしたものではありません!
実は退場後、メンバーの発案で「Miss You」をみんなで
歌わないかという話が出ました!
そのみんなというのがここにいるお客さん全員です!!』
_ざわざわざわざ…
『そして歌うバージョンは私のアレンジ版ではなくオリジナル版を披露します!
歌詞も画面に出ますのでご安心ください!
なので、私たちと一緒に歌ってくれると嬉しいです!』
会場はまだざわつきつつも状況を飲み込んでいったのか
徐々に落ち着きを取り戻していった。
そしてイントロが流れ始めゆりたちはマイクを持った。
ちなみにゆりのマイクだが廉が間違って持ち帰ってしまったため
スタッフが急いで回収しゆりの手元に無事戻った。
「っマジかよ……なんか俺らも歌うって不思議な感じ……」
「っ……」