第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
『っみんな……』
『ゆり、怒涛のソロステージお疲れ様。
ここからはアタシたちも加わるから安心して?』
『っ来海……うん、ありがとう……(微笑)』
来海の言葉に安堵の笑みを浮かべるゆり。
そんな中凪咲は冷静に今どれくらい押しているかを説明した。
『ゆりと三船さんだけのだったら
5分ちょっと過ぎで許容範囲だったのだけど途中藤ヶ谷さん達が乱入したでしょ?
それで10分以上の遅れ……この後は2曲削らないと予定時間内に終わらないわ。』
『う……ごめん……汗』
『ゆりちゃんが謝ることじゃないよ!
もともと藤ヶ谷さんが乗り込んで来なければ
あんな長引くことなかったんだから!』←
容赦ない愛美のツッコミにメンバーは思わず苦笑い。
『『まな……(苦笑)』』
『……?みんなどうしたの?
この後はどうしよっか……シンプルにソロコーナーの後の曲2曲削る?』
『ぇっとぉ……どうしようね!(苦笑)
アタシは今回アンコール部分を短縮すれば
セトリは何も問題ないとは思うんだけど……』
『来夢はゆりちゃんのソロコーナー最後まで見たかったなぁ……』
『確かにそうね……ゆりのソロコーナー序盤しかやってないものね……
ゆり、貴女がソロやり直したいって言うなら構わないのよ?
アンコールをなしか短縮にすればいいんだから。』
千鶴はゆりに判断を委ねるように問いかけた。
『っ私は、今日伝えたいことは全部伝えられたから……それに、今ツアーの
私のソロコーナーは「ファンのみんなに愛を届ける」がテーマだもん!
これはまた明日もやるし私は本音をみんなに言えて、それだけで十分だよ(微笑)
だから残り時間は、みんなと一緒に歌って踊りたい!』
『『ゆり……』』
『だから、この後は予定通り進めない?』
『……わかった。
他のメンバーも、それでいい?』
『『ええ!!』』
来海の質問にゆりたちは同時に返事をした。
『よし……じゃあ会場のみんな!!
こっからはラストスパートまで突っ走っていくから最後までついてきてね!!』
「「「いえええええええい!!!」」」
『『……(微笑)』』
こうしてライブは無事再開しゆりたちは最後までやり遂げることができた。