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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


『私は、』

「「「……。」」」


廉を始め、多くの人がゆりに注目をした。
ゆりからはまだあれきり「Miss You」のことは話していない。
憲吾も自分に向けて歌ってくれた曲を今後どうするのかを見守った。


『っ私は……この曲は変わらず憲吾に向けて歌いたい。』

「っ……ゆり……」

「ほお……んじゃ、今後ライブでm『ライブでは、歌いません。』は?」

「っ!?」

「「「っ!?」」」


『ライブでは歌わない』という言葉に廉はもちろん
憲吾や他の人たちも驚いた様子でゆりを見た。
ゆりが言った意味が何なのか、再び注目した……。


『……だって、ステージではここにいるファンが私の恋人なんです。
「Miss You」は、憲吾に向けて歌いたいなって思った時……
それ以外は封印するつもりです。』

「っ……」

「っ……まさか、そんなような答えもあるとはな……確かに、
頻繁にこの曲ライブで歌ってちゃ安売りになっちまうな、
お前にとっては……」


ゆりの言葉に納得するかのように軽く笑う廉。


「なら、そいつがまたライブに来てたら歌うのか?
それだと今日はお前の彼氏がここにいるんだってすぐバレんだろ。」

『いーえ!……仮に憲吾が会場にいても、私は簡単に歌いませんよ笑』

「っ!?」

「はあああ!?」


ゆりの言葉に驚きを隠せない憲吾と廉、
そんなゆりはクスクスと笑っており他の人もイマイチわかっていなかった。


「おいゆり!意味わかんねぇよ!!
ならいつ歌うn『それはファンのみんなより憲吾を強く想った時か、
憲吾が世界一になって、私を迎えに来てくれた時にこの曲を歌います。』


「「「っ……」」」


「っゆり……」
(っんだよそれ……なら、俺も相当な努力しねぇとじゃん……
ゆりがMiss Youを歌った時が、俺が勝った時か……)


ゆりの言った言葉の意味を理解する憲吾は小さく微笑んだ。
廉もその言葉を理解したようで……


「はっ!
なるほどな……んじゃ、お前の『Miss You』聴く為には
コイツに相当頑張ってもらわないとってことか……こりゃあ、
コイツもファンも相当複雑なもんじゃねぇか笑」

『ふふ……そうですね(微笑)』
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