第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
「るっせ余計なお世話だ。」←
「勇吾に対する扱いもその考えも昔から変わらないね笑
変わったとすれば……人気アイドルの彼女ができたってことくらいかな?
初めての彼女だよね?」
「逆に今まで女いたほうがおかしいだろ、こいつの性格考えれば。」
「でもほんと不思議だよ……初めての彼女が普通の女の子じゃなくて
大人気アイドルの女の子なんて……」
「俺も……正直彼女だって実感は、湧かなかった……
最近になって、慣れてきたって感じだし……」
「だよね(苦笑)
それにしても、ゆりちゃんって普段はどんな子なの?
テレビで見るまんまって感じ?」
「俺は正直テレビとか見ないからどんな感じなのかはわからない。
吾郎に勧められて、無理やりDVDとか見せられたけど……
オーラとかは違うって感じた。最初ゆりは……正直、
危なっかしくて芸能人とは思えなかったし。」
「……意外と辛辣だね(苦笑)」
「でも、やっぱりアイドルとして、芸能人として仕事している時は……
凄いって思ってる……なんで俺なんかを好きになったのか、
わからないんだ……」
「そっかな?
憲吾を好きになったゆりちゃんは相当見る目があると思うよ?
だからお礼を言いたいくらい!
憲吾を好きになってくれてありがとうって……」
「っ……」
「だから素直に気持ちを受け止めなよ。
憲吾は、アイドルとか芸能人としてじゃなくて……
1人の女の子として好きになったんだろ?」
「……あぁ、」
「逆にゆりちゃんも同じだと思うよ?
1人の女の子として、憲吾を好きになったんだと思うよ……」
「……ま、でも結局は芸能人だし……
案外別に好きな男ができるかもな。同じ芸能人でよ。」
「っ勇吾……そんな話するなよ……」
「でもなくはねぇだろ。
まだ中学の餓鬼なら尚更だろ。お前……過剰に期待すんなよ?」
「……。」
「っだから勇吾!まるでゆりちゃんが
すぐコロコロ相手を変えるみたいな言い方だね……」
「別に……」