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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!


「「……。」」

「それで、昨日の事件が起きたんだ……班田はゆりを拉致って、
ゆりたちがいる現場に来るよう言われた……。」

「ふーん……藤ヶ谷ゆりを餌に、お前を誘き寄せたってわけか。
相変わらず卑怯な奴だなあいつは……
そしてお前は、そいつを盾にされて手も足も出ずこの様ってことか……」

「……そうなるな。
でも、仮面ティーチャーとかいう男が来て……
俺とゆり、吾郎は助かった。」

「仮面ティーチャー……?
初めて聞いたな……」

「あいつは強いだけじゃない……心も、強かった。
あの班田にさえも、言葉をかけた……
多分仮面が来なければ、俺はもっと酷い有様だった……ボクシングすら、
できなくなるところだった……」

「そっか……助けてくれた人がいて良かったよ。
でも昨日警察に連行されたのは、班田を含む
城国の不良生徒とヤクザ関係の人たちだけだったらしいけど……
参考人としては来なかったみたいだけど」

「なんか、櫻井さんとかっていう人が色々してくれたみたいだけど……」

「っ櫻井警視総監のことかな……その櫻井さんって人……総監は、
これまでも難事件に携わってきた人だし……」

「警視総監……お前の上司ってことか?」

「上司どころか、俺たちに刑事にとっても1番偉い人って感じだよ……
総監のことは、大きな集まりくらいでしか会ったことないし……」

「ふーん……」

「……俺から話すことはこれくらいだ。
他に聞くことがないなら帰れよ。仕事だってあんだろ。」

「まぁあるよ?
でも俺が向こうに戻るのは昼休み終わってからだね笑」

「俺も、夜までは仕事ねぇし。」

「……。」
(長く居座る気だ……こいつら……)←

「俺たちは、本当に憲吾のことを弟みたいに思ってるんだ。
本当の家族になれるってわけじゃないけど、
家族みたいに大事な存在なんだよ……」

「……お前、俺らのところに来る気はねぇか?
推薦があるにしろ、1人だけじゃきついだろ。」

「お前ら……いつまで餓鬼扱いすんだよ……
俺だってもう18だ。自分の人生くらい自分で決めれるし。」

「……憲吾は相変わらずだなぁ(苦笑)」

「ほんと、餓鬼らしくねぇなお前。」

「るっせ余計なお世話だ。」←

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