第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
歓声が収まり話を続けるゆり。
『私たちが世界一になる為には、皆さんの力が絶対必要です。
皆さんと一緒に、私たちは世界一のグループになりたいって思っています!』
「当然協力するに決まってるでしょー!!」
「どこまでもドルチェについてくぞー!!」
「これからもゆりぴー推しで行くよー!!」
『っ……みんな!
ありがとうございますっ!
私はみんながいるからこうしてアイドルを続けることが出来ています。
これからも……っ……応援よろしくお願いします!!!』
「「「うおおおおおおおお!!!/いええええええええい!!!」」」
_パチパチパチパチ!!
最後に今日一番の声で言い深くお辞儀をするゆり、
その瞬間に今日一番と言ってもいいほどの大喝采と歓声が
国立競技場の会場一体に響き渡った。
キラたちがいる裏方の方でも大喝采が鳴り響いており
涼介に至っては声をあげながら泣いていた。
こんな事はマネージャーをやってて初めての経験だった。
「う、ううう……!ゆりちゃぁん……涙
よかった……よかったよおぉぉ!!」
「涼介、まだ終わっていないと言うのに大袈裟だな笑
このあと三船くんも喋るかもしれないというのに」
「だってしゃちょおぉぉ……涙」
「ははは!よしよし笑」←
そんな涼介を瑛二は背中を叩きながら励まして?いた。
そんな様子をキラはちゃっかりとカメラ機能で録画してた。←
『……。』
『ちょっとキラ……アンタ何撮ってんのよ(苦笑)』
そんな様子をノワは呆れた様子で見ていた。
『だってなんか面白いんだもの。←
ライブの映像は残ったとしても裏方の様子は残らないでしょ?
だから撮ってるの。』←
『だからってn「え!なになに録画してんの!?
あとでアタシにも見せて笑」来海ッ!!!怒』←
シレッと言うキラに呆れるノワをよそに来海は迷わず食いついた。
そんな来海に容赦なくツッコむノワ、裏方はすっかり和やかな雰囲気となっていた。
そんな中涼介は自分達が録画されているとは知らない……。
「う、ううう!
これであの2人が報われるって思ったら俺…俺……嬉しくてええ!!涙」
「そうだな……(微笑)」
(きっと、藤ヶ谷さんたちご家族もホッとしている事だろう……)