• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


『本当に、申し訳ありませんでした。』

「っゆり……」


冒頭と同じく真摯に向き合う、ファンたちのざわめき少しずつ収まっていき
真剣にゆりの話を聞き始めた。


『私には、お付き合いをしている人……好きな人がいます。
それが……ここに居る三船憲吾さんです。

「Miss You」で初めて想いを伝えた相手、
北京で想いを伝えたいと思った相手……
どちらも隣にいる憲吾に向けて歌いました。

「Miss You」は、憲吾の為"だけ" にアレンジしたんです。

憲吾は私にとって、かけがえのない大切な人なんです。』


「「「っ……」」」

「ゆり……」


堂々と口にするゆり、会場一体は息を呑み込んだ。


『憲吾は……何があっても、どんなことがあっても
嫌いになれませんでした。離れられませんでした。
私を応援してくれてるファンの為にも、
憲吾のことは諦めるしかないと思っていました。

けど、私は今でも憲吾のことが好きです。
これからも憲吾を好きでい続けます。
だって……

私が心の底から大好きだって思える人は憲吾しかいないからです!

……憲吾との出会いは、偶然にも助けてもらったことが始まりでした。
普通であればそこで別れておしまいですが、
私はこの時から憲吾に惹かれていました。
もっとこの人の事を知りたいって思うようになっていました……』


「っゆり……」


『ファンの皆さんにとって、
私は裏切りという最大の罪を犯してしまいました。
けど……それでも私の憲吾に向ける想いは止められませんでした……。

ファンの皆さんも、私にとってかけがえのない存在です。
だって私は皆さんがいなければ
ここまでの地位を上げることができなかった……。

さっきの人たちだって、私を沢山応援してくれていて……
私は皆さんのおかげでグループで、
事務所タレントの中でトップと言われる地位を手に入れることが出来たんです。

だから本当に皆さんには感謝しています。
これからも変わらず、応援してほしいと思っています。』


「「「っ……」」」


『ですが、私が皆さんを裏切ったという事実は変わりません。
そしてこれからも裏切ってしまう……
これまで通り、私を応援してとは言いません。』
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp