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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「「「……。」」」


男たちの言葉に思わず顔を俯かせる男性ファンたち。
この集団の男たちほどではないが
男たちの気持ちもわからないことはなかった……。


『っ……』
(私は、みんなの夢を奪ってしまった……応援してくれてる人の中には
私を好きな人もいるってこと、分かってたはずなのに私は……
だけど、憲吾を好きな気持ちも抑えることができない……

私は、どうすればいいの?
どちらかを傷つけることしかできないの……?)


「藤ヶ谷ゆりッ!!お前はアイドル失格だッ!!」

『っ!!!』
(私は、アイドル失格……)

「俺も消えてやるからお前も一緒に消えやがれッ!!!」

『っ……私は……』

「っテメ…!いい加減にしr『そこまでだ。』っ!?」
(っこの声、まさか……)

『っ嘘……』
(何で……)


憲吾が堪らず男に掴み掛かろうとした時、ゆりと憲吾の後ろから
聞き覚えのある声が聞こえてきた。その声の正体は……






















『「仮面ティーチャーっ!!」』

『……。』

「っああ!?何だこのヘルメット野郎!!」

『っせんs…っ仮面ティーチャー……なんでここに……』
(荒木先生どうやって……仮面なんて持ってたら目立つし
何より響さんに正体がバレる恐れがあるのに……)


後ろを振り返るゆりと憲吾、
2人の後ろには仮面ティーチャーが立っていた。
もちろんその仮面ティーチャーは剛太で銀の仮面を被っている。
ゆりは思わず『先生』と呼びそうになったが何とか耐えた。
突然の仮面ティーチャーの登場に全員が驚きを隠せなかった……。
ロイヤルボックス席で見ていた翔たちも当然驚きを隠せなかった。


「っ!!」
(荒木さん……今の貴方は立場上、
仮面ティーチャーになることは許されていないはず……
なのになぜスーツも着ず私服のままで……
私に連絡を入れた時、貴方はどこにいたと言うのです……)

「っ何で仮面ティーチャーがここに!!」
(先生、何してくれちゃってんだよ……
あれきり戻ってこないと思ったらまさか……
それに私服のままなんて後々のこと考えてねぇのかよあのバカ!!)

「っあれが、仮面ティーチャー……」
(班田から2人を助け、
憲吾と一緒にゆりちゃんを助けに行ったあの人が……)
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