• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「っテメェ!!(睨)」

「『っ!?』」


2人を見下ろしながら睨みつけ声を荒げる男、男は憲吾の顔を知っているらしく
憲吾はふと男に顔を向けた。


「っ!
っお前は、あの時学校に来た……てなると、他の奴らも……」

『っ……?』
(一体何がどうなって……)


憲吾も男の顔に身に覚えがあった。
それはゆりのスキャンダル本が販売された日に
海王高校に乗り込んできた自称『ゆりぴー親衛隊』の1人だった。
特に事情を知らないゆりは漠然としていた。
そんなゆりを憲吾はまた守るようにギュッと抱きしめた。


「っ……」_ギュッ…

『っ……』
(憲吾……まるで、初めて会った時と同じ感覚……
それに夏祭りの時もこんなふうに……)


抱きしめられた瞬間にかつての出来事を思い出すゆり、
ゆりはその頃と同じ胸の高鳴りを感じていた。
その時の出来事を思い出す度に頬が火照りゆりの
さっきまで感じていた恐怖が嘘のように収まっていく……
だがそんな中再び男の怒声が届き一気に現実に引き戻された。


「三船憲吾!!何でテメェがここにいるッ!!」

「っどこかで見たことある顔だと思ったらあの三船だったのかよ!」

『っ憲吾……』
(何でこの人たちは憲吾を知って……)

「大丈夫だ、お前に手出しはさせない……」

『っ……憲g「テメェも懲りねぇ奴だな!
たかが不良のくせに彼氏面しやがってッ!」っ憲吾……』

「お前だっていいように弄ばれてんだろ?
気づいてねぇのかよ笑」

「それともとっくにフラれてるくせにつけ回ってるストーカー?笑」

(っ何で酷い言葉ばかり……)
『っ憲吾は、そんn「ゆりは、俺の彼女だ。」っ……』

「はあ?(嘲笑)」

「自惚れんのもいい加減にしろよッ!!」_ブンッ!

「っ…!」

『憲吾っ!っ……やめて!』


座席にいる男は憲吾に向けまだ中身が入っているペットボトルを投げつけた。
それは憲吾の背中に当たった。ゆりが声を上げ男に止めるよう叫んだが
他の男達も憲吾に物を投げつけ始めた。左右から次々と飛んでくる物、
憲吾はただゆりにそれが当たらないよう守り続けた……。


「っ……」

『っ憲吾……っもういいよ……やめてよ……』
(私は、どうすればいいの……)
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp