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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「「っ!」」


大我の言葉に驚きを隠せない翔と圭吾、部下は引き続き報告を続けた。


『っまだ断定はできません……髪色については黒ではなく茶髪と思われます。』

「彼は変装の名人です。十分にありえる話です……席を教えて下さい。
もし彼が東郷なら貴方に勘付く可能性もあります。
荒木剛太及び男はこちらで監視しますので
報告が終わり次第彼らから距離をとって下さい……。」

『っはい……席はバックスタンド36エリア、後ろから4列目の席で
2人とも通路側の席に座っています。』

「了解、報告ありがとうございます。
では引き続き警備をお願いします。」

『承知しました。』


無線を切る大我、大我は早速翔に報告した。


「櫻井さん、荒木先生の隣に東郷響の可能性が高い男がいるとのことです。
会場の防犯カメラとこちらで事前に設置した小型カメラにより
目視する必要性があるかと思います。」

「承知しました。
解析が終わり我々にもデータを流して下さい。」

「っ了解……」


大我はパソコンを取り出すと防犯カメラで剛太と響がいる席を確認。
画面には伊達メガネで簡単に変装をしている恩師とその隣には
長身の男がいた。
剛太と比べて身長は185cm近くはあると認識した。


「っ櫻井さん、葛木さん……彼が報告にあった男です。」

「ふむ……ゆりちゃんが以前言っていた特徴と
確かに類似はしてますね……」
(彼も北京に同行した際に東郷響とは接触しており
日本でも一度東郷を見ている……
そうとなれば隣に座っている男に違和感を感じるていても
おかしくないはずだ……)


翔はこの場に圭吾もいる為口にはできないが
もしこの男が東郷響であるなら剛太のほうから連絡が来るだろうと踏んでいた。
だが特に剛太は動く気配もなければ今日はまだ連絡が来ていない。


「他の報告が入るまで2人を監視した方がよろしいのでは?
東郷が変装の名人ならばあえてお客さんに扮してる可能性も十分にあります。
それに、荒木先生にも危害が加わる可能性も考えれば妥当かと思いますが……」


翔に提案をする圭吾、翔はそれに頷いた。


「そうですね……ライブもあと10分ほどで始まります。
ここからは会場内を厳重に警戒しますが外の警備も変わらず警戒を……
開演後は外部からの侵入に用心するよう指示して下さい。」

「はい。」
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