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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「あのさ……オレがスタッフに扮するって
分からなかったらどうするつもりだったの?」

「お前がそうであってもなくても俺たちはそうするつもりだった。
東郷様をあのまま1人にさせたくはないからな……」

「ほんと愛が深い(重い)ねー笑
……ま、好きにしていいけどさ……」
(って言っても……)


樹にはさらに予想外の展開に見舞われていた、それは……


「……。」
(なんで響さんと荒木先生、隣の席同士なのよ……汗
さすがのオレもこれは予想外過ぎんだけど……)


2人が隣同士、これはさすがの樹も想定外のことだった。


「……んで、2人はずっとオレについてるつもり?
さすがにずっと3人で固まってるの周りから怪しまれるよ?
現にオレはゆりちゃんに存分に顔知られてるし
警備もオレら警戒して厳重なわけだし……」

「ふんっ
俺らやってそれくらいのことは考えとる、偉そうにすんなや。」

「怖いなー(苦笑)」
(はぁ、これだと北斗にも容易に連絡取れねぇじゃん……
まあ最悪オレが観客席監視するスタッフのほうに扮すれば
まだ身動き取れるからいいか……ホント、この2人といい座席といい
今日はオレにとって運ない日かもなぁ……)


樹はそんなことを思いながら全体を情報を把握するのだった。
そして樹は目線をある方向に目を向けていた。


「……。」
(ロイヤルボックス席、あそこにお偉いさんがいるのねぇ……その一つに
櫻井翔、あとは前にスパイで侵入してた公安のひよっこに
三船くんのお兄ちゃん……さてアンタらは、
ここに紛れている響さん見つけられるかねぇ……

こんなにも近くにいるのに、
やっぱり気づいてないのかなぁあのお間抜けさんたちは……てなるとあとは、)





























荒木先生が隣にいる響さんを見分けるかどうか、だねぇ……。





目を細める樹、そしてずっとその場にいると
他のスタッフの目に留まる可能性もあるので動き出しライブが始まるまでは
ゆり周辺を探ろうと思う樹なのであった。
ちなみに目黒と向井は響のことが気になって仕方ないようで
少しソワソワしながらスタッフに扮しているのだった。




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