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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


ペンラの動作確認も終わり吾郎はうちわとアクスタを開封させた。
そして立ち上がり国立競技場をバックに写真を撮った。


「……うん、まあまあの出来!
あ、ゆりぴーぬいもいるんだから一緒に撮らねぇと……」

「忙しい奴だな、お前……」←


今度はバッグからぬいを出しまた記念写真を撮る吾郎、
憲吾はこれが『推し活』というものなのかと思いながら少し呆れつつも
楽しそうにしてる吾郎を見守った。


「そういうお前も!なんか写真撮れよ!
開場までまだ時間あるぞ?」

「いや、撮ると言われても……」

「……やっぱりお前はそこまで必要性感じないんだな笑」

「っ悪りぃ……」

「謝んなよそれくらいで!
好きなアイドルの推し方なんて人それぞれなわけだし
俺だって強要するつもりねぇよ。
ただ俺はこんな感じでやってるから憲吾もどうだって話だけだし!」

「……。」

「まあけど、せっかく記念だし俺と写真は撮らね?
いわゆる自撮りだけど。
団扇とかぬい持って写真撮んだよ!俺はせっかくお前と来れたわけだし
記念写真撮りたいわけよ!」

「……お前がそう言うなら、それくらい……」

「ありがとな憲吾!
んじゃまずうちわな?……お前は袋に入れたまま飾っとく系?」

「……出した方がいいのか?」

「それはどっちでも構わないぞ?
保存用でうちわ買ってる人もいるわけでそのままの人もいるし
あとはライブで普通に使う為に出す人もいるし……」

「……。」
(会場で出してるなら、袋から出してもいいかもな……)


憲吾はうちわを袋から出すことにした。
そして吾郎にうちわカバーというものが便利なことに100円ショップでも
売られているようで紹介された。
使用後はまた袋に戻すため綺麗に畳みバッグの中に戻した。
ついでにぬいぐるみも開封することにした。


「よし!準備万端だな!
んじゃ、撮るぜー」

「……。」


吾郎に言われるまま写真を何枚か撮っていく憲吾、
全て吾郎のスマホで撮っているため後ほどLINEで写真が送られてきた。


「LINEは保存期限あるから今のち保存しとけよ?」

「あぁ、わかったよ……」


そんなことをしているうちに時間は過ぎていき開場まで30分ほどに迫っており
続々と各入り口にファンたちが並び始めた。


「もう少しで開場かぁ……席どこになってるか楽しみだぜ!」

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