第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
「っ……別に……」
「……さっきの言い方、まるで
『俺の女をそんないやらしい目で見るな。』とでもいう言い分だな。」
「っ……」
「……どんだけお熱なんだよ、アイドルに。」
クシャクシャと憲吾の頭を撫で回す勇吾。
「っだからちげぇって……!」
「ふっ……」
(こいつもまだまだ餓鬼だなw)
ゆりside
憲吾と勇吾が話している頃、ゆりたちの乗る飛行機は
残り1時間とちょっとでソウルの国際空港に着こうとしていた。
「……。」
ゆりはユウを抱きながらガイドブックを見ていた。
ちなみにゆりは窓側に座っておりその隣には涼介が座っている。
ガイドブックを見ているゆりのスマホに1件のLINEが入って来た。
「っ!」
ゆりは思わず憲吾から連絡が来たのではないかと
期待を寄せガイドブックを閉じスマホを手に取った。
ちなみに着信主は……
「……って、藤ヶ谷さんか……」
タイスケだった。
ちなみにゆりは特に出国前にタイスケに連絡入れなかった。
「ふふっ……三船くんじゃなくて残念だったね笑」
「……ですね、」
思わずうなだれるゆり、
ゆりはタイスケとのトーク画面を開いた。
ちなみにメッセージの内容は……
【ヤッホーゆりちゃん!
いよいよ今日なんだね。
やっぱり凄い寂しいよ(><)】
【でもがんばってね!
俺も応援してるから!
日本に戻ったらデートに行こうね♪】
「だから行かないっての……汗」
「藤ヶ谷くんも相変わらずだなぁ……
もうゆりちゃんには彼氏ができてるのにね(苦笑)」
「……何なんですかね、この人は。」←
「俺もイマイチ理解でいないよ。
ここまで諦めの悪い男って初めてだよ。」←
「ですねー(苦笑)」
(とりあえず、デートは行きません!怒)
ゆりは早速メッセージを打ち込む。
【デートには行きません。
応援してくれる気持ちだけ受け取ります。】
「……ま、ここまでしつこいとこうなるよね(苦笑)」←