• テキストサイズ

藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!


ゆりがメッセージを送ってからすぐタイスケから返信がきた。


【俺はまだ全然諦めるつもりないし
三船とも別れさせるから!
俺は本気だからね!?】


「……涼介さん、どうしたらいいですかね。」

「もういっそ、無視でいいんじゃない?」←

「……。」
(……無視までは、したくないな……)

「……ボソッ_この感じ、
結局は百合ちゃんの子ってことだね(苦笑)」←

「涼介さん?
何か言いましたか?」


キョトンと首を傾げるゆり。


「ううん、なんでもないよ笑」

「……?」


ゆりは不思議に思いながらも空港に着くのを待つのだった。









再び憲吾side


「っおい……いい加減頭を撫で回すなよ……」


軽く勇吾を睨む憲吾。


「お前もまだまだ餓鬼だな……てか、本題に戻るけどよ、
なんでお前そんなに傷だらけなわけ?
病院送りになるほどの喧嘩したのか?」


勇吾は憲吾の頭から手を離すと、
勇吾が一番気になっているであろうことを憲吾に問いかけた。


「……班田と、トラブってな……」

「ふーん……でもなんで班田に絡まれた?
……何か、脅されたのか?」

「……今はあんま話したくない。
せっかく回復してきてんのに、そんな話したくねぇよ……」

「……珍しいな、お前が……まぁいい。
圭吾も、俺と同じこと聞くだろうからな……」

「……。」
(悪いけど、
今お前らにゆりとの関係がばれるわけにはいかねえんだ……)


憲吾はたまたま開いてあった
ゆりの浴衣姿が写った雑誌のページに目を向けた。


「……。」
(あの告白した夏祭りの日……
これとはちょっと違うけど浴衣着てたな……)


ふと夏祭りに行った日のことを思い出す憲吾。


「……お前、
本気でこの藤ヶ谷ゆりのことすk._ガラッ!「っ憲吾!」

「っ!」


勢いよく開けられた病室のドア、憲吾と勇吾はドアの方に目を向けた。
2人の先には勇吾と同じ顔をした圭吾の姿があった。
ちなみに圭吾は勇吾とは対照的に前髪をきっちりと
かきあげたスタイルでかなりすっきりした印象をしている。


「っ憲吾……よかった、思ったより元気そうで……」
/ 1590ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp