第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
こうしてしばらくの間グッズの話で盛り上がった2人。(ほぼ吾郎)
色々話しているうちにお昼の時間にもなり憲吾は昼食の支度を始めた。
ちなみに昨日作り置きしていたおかずをレンジで温め
あとは炊いていたご飯をよそった。
「……お前、やっぱりカップ麺とかインスタントはあまり食べない感じ?」
「あぁ、そうだな……たまにコンビニで買ってくるけど、
できるだけ自炊するようにしてる。そっちの方が食費も浮くし。」
「ふぅん……俺は面倒くさかったりおふくろいなかったりすると
インスタントで済ますこと多いんだよなぁ……
やっぱ一人暮らしって色々自分成長させてくれそうだよな!」
「まぁな……って言っても俺は大体一人のことが多かったけどな……」
「……ま、俺らが最初あった頃って
お前まさに一匹狼って感じだったもんな笑」
「……。」
「でもそんなお前は少しずつ変わって、今はあの頃よりずっと変わった……
もちろん、良い方向でな?」
「……ありがとよ、」
吾郎に軽くお礼を言う憲吾、
その時丁度レンジの音が鳴りおかずを取り出し食卓に並べた。
吾郎は憲吾の昼食ができるまで待っていており2人は一緒に食べることにした。
「モグモグ……あと1時間ちょっとで勇吾さん来るな、」
「あぁ、そうだな……」
「お前はグッズ何買うんだ?現地ではペンラとうちわは買うだろうけど、」
「……。」
スマホでグッズのラインナップを見る憲吾、
とりあえず現地ではペンラとうちわは買うことにしていたが
他のグッズはあまり見ていなかったのだ。
ラインナップには先ほど吾郎が説明してれたもの以外にも
タオルやキーホルダー、パンフレットやクリアファイルなど様々な種類があった。
「……お前は今日は他に何か買うのか?」
「ぬいが売り切れてなければ保存用でぬい買う!
あと画像見てたらやっぱ今ツアーのアクスタは欲しいから買おっかなって思ってる。
他にも欲しいもんはあるけど荷物がさばるからあとはネットで頼む予定!」
「……。」
憲吾は不覚にも吾郎が熱弁していたゆりのぬいぐるみが気になっていた。
あまりゆりに知られたくない気もしたが吾郎の言う通り
売り切れてなければ買おうかなというところまで来ていた。