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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「憲吾……」


決して憲吾が来ることはないだろうと思っているゆり、
それでもゆりはどんな形であれ憲吾と会いたいと思っていた……。
そんな中キラはゆりの元にやってきた。


『ゆり……大丈夫?』

「ぁ、キラちゃん……うん、私は大丈夫だよ?」

『……憲吾のこと、考えてた?』

「っ……!
っううん、違うよ……ここに沢山のお客さん入るんだって思ったら
緊張しちゃって……それに、この間の収録の時みたいなことが起きないか
少し心配なだけだから(苦笑)」

『っゆり……』
(無理しちゃって……本当は憲吾に会いたいって思ってるくせに……)


キラは無理して笑ってるゆりが痛々しくて仕方なかった。
だがキラはそれを口にすることはなかった。
もし口にしたらゆりがいつだかのように
精神が崩れるかもしれなかったからだ。
そしてしばらく散策するとリハーサルを始めた。
リハーサルをしながらセトリやルートを確認するメンバーたち、
ゆりも特に問題なくこなしリハーサルが終わる頃には12時を過ぎていた。


「ふぅ……とりあえずリハ終了!
リハなのに凄いお腹すいちゃったよ……ケータリング行こう!」


お腹を空かしている来海、早速メンバーを誘いケータリングに直行した。


「あー!!来夢も行くー!!」

「らいちゃんまだまだ元気だなぁ……(苦笑)」


来海の後を追いかける来夢、まだ元気が有り余っている来夢を愛美は
タオルで汗を拭きながら苦笑いを浮かべていた。
ちなみにタオルは今ライブのグッズの一つでもある。


「私たちも行きましょ。」

「えぇ、そうね。
ゆりも行きましょ。」

「うん。」


他のメンバーも昼食を食べるためにケータリングに向かった。
ゆりは千鶴に声を掛けられ一緒について行った。
ケータリング部屋でもカメラは密着しておりメンバーはカメラに向かって
ケータリングの様子を紹介していた。
ゆりも食べながら感想を言うなどしてインタビューに答えていた。

そして時間が経って行くにつれて会場周辺は多くのファンで賑わってきていた。
ライブは17時開場の18時開演となっておりグッズの現地販売も行われている。
その為憲吾と吾郎も少し早めに会場に着いていた。
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