第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
『東郷響が国立に……?
一体何の狙いが「狙いなんて、特にないよ。」は……?』
今度は怪訝そうに聞き返す北斗。
「ただゆりちゃんを見に行くだけ、だと思うよ……
あんなところでゆりちゃん攫うはずもないでしょ?」
『っそれは、そうだが……』
「一応、響さんのことはできる範囲で見とくよ……オレは
スタッフにでも変装して裏方に回ろうかなって思ってるし。
北斗はどうすんの?当日さ、」
『俺は宙くんの付き添いで一緒に行くことになってるよ。
この日は片桐社長もお見えになる。ま、ひ孫にあたる愛美ちゃんもいるからな。』
「へぇ……まさにオールスターじゃん!
……んで、日本政府の奴らも当然来る感じ?」
『詳しくはまだ情報は入ってきていない。だが、
警備には日本政府及び警察も通常警備に加わるという可能性は高いだろう。
奴らも組織のことを完全に掴みきれてもいないからな……警備は厳重にされるだろ。
組織の狙いが確実にゆりちゃんだってことをわかってるなら……』
「ふぅん……」
『ま、俺たちの目的は
ゆりちゃんを組織に渡さないことで潰すことが目的じゃない。
潰すのはあくまでアメリカに危害が出る可能性が出た時のみ……
今はあくまで同盟国という立場で協力してもらってるだけに過ぎないからな。』
「だねー……」
しばらく情報共有をし合った2人、
樹は会話をしながらある人物のことが頭によぎっていた。
「んじゃ、今日はこの辺で終わっとく?」
『そうだな。また何かあったら報告してくれ。』
「りょーかい!_ピッ……まさに3日後は
オールスター集合って感じになりそうだわ……。
どうせなら、関係者はみーんな集めたくなるよねぇ……ちょっくら、
荒木先生のところにでも行ってみようかなー……あの人も暇してるだろうし。」
樹は空の散歩がてら剛太の元に行ってみることにした。
剛太が住んでる場所は生憎と歩きで行くには遠いので車を使うことにした。
そして剛太が住まう住宅街にやってきた樹、車を駐車場に停め
空を連れ出した。
「空ー、今日はここら辺散歩しようなー。
初めての土地楽しみだろ?」
「ワンワンッ!」
「さーて、ここら辺一回りしたらマンションにでも行ってみようかね。」
樹は空の散歩を先に済ませてから剛太の自宅に向かうことにした。
