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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


ゆりはしばらくリビングで落ち着くと眠りにつくため自室に向かった。
他の2人も特にやることはなかったのでユウはゆりについていき
キラは充電エリア座りフリーズモードになった。
いつもより早く寝ることになったゆりたち、
ユウはゆりと同じベッドに入り眠りについた。


『ゆりちゃん……僕たちも、
一生懸命ゆりちゃんのこと支えるからね……』

「ありがとユウ……私、負けないよ……(微笑)」

『……(微笑)』


ゆりはユウにお礼を言うとそのまま目を閉じた。
ユウもそんなゆりを見た後目を閉じた。
そしてそれから何時間が経った後、ゆりはふと目が覚めた。
時刻は深夜の1時だった……。


「っん……まだ暗い……まだ夜かな……」


スマホを手に取り時計を見てみるゆり、時刻はまだ深夜の1時だった。
ゆりはベッドから起き上がると微風が吹き窓が開いてることに気づいた。


「っさむ……あれ……?
窓開けてた記憶、全然ないのに……」


開いていたのはベランダに続く掃き出し窓だった。
少し恐怖を覚えたゆりは恐る恐るベランダのほうへ足を進めたが
特に誰かがいる様子もなかった。
ゆりは歩いたついでにベランダに出てみた。
外は冷えており羽織を着なかったことを少し後悔した。


_ブルッ…「っやっぱさむ……羽織着ればよかt…_フワッ…っ!?」


ゆりが寒さに身震いをした瞬間、
肩に上着のようなものをかけられる感覚に陥った。
そして頭上から聞き覚えのある声が聞こえてきた……。


「お前、ホント警戒心薄いな。」

「っ!?」
(っこの声まさか……!)

「……。」


ゆりは勢いよく声がしたほうへ体を向けた。
自身の左側に体を向けて顔を見上げてみればそこには響の姿があった……。


「っ響さん……」


どうやら上着も響のものらしく黒いジャケットが自身にかけられていた。
響はジャケットを脱いだことで黒いYシャツ1枚だけになっていた。


「っ……なんで響さんがここに……それに、シャツ1枚で寒くないんですか?」

「オレの心配する余裕あんのか?
ホント、いつの間にか図太い神経になったな。」

「っ……」

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