第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
剛太と話したことによって心がスッキリしたゆり、
ゆりは自室を抜けキラやユウが待つダイニングへ向かった。
『ゆりちゃんお帰りなさい!
……あれ?なんかさっきより明るい感じになってない?』
「ぇ……」
ユウは戻ってきたゆりの表情を見ていち早く変化の違いに気づいた。
『なんか暗い表情から明るい表情になってるよ!
荒木先生とどんな話したの?』
「……ふふ、それは秘密。
けど、先生がいっぱい教えてくれた……再確認させてくれた。
私が今するべきことは何かわかった気がするから……」
ユウに小さく笑うゆり、ユウはそんなゆりを見てホッとした。
今のゆりには心に余裕があると……。
『何よ、勿体ぶっちゃって……けど、
ユウの言う通りさっきよりずっといい表情してる。
……ほら、ご飯も丁度できたわよ。』
「ありがとキラちゃん、それじゃそろそろご飯にしようか。」
『『うん!/えぇ。』』
ゆりたち3人は夕食を囲みご飯を食べることにした。
そしてご飯を食べ終えたゆりは歯を磨いたあとお風呂に入るのだった。
ゆりがお風呂に入っている間、ユウとキラはホッとした様子で話していた。
『ゆりちゃん、本当によかったね……
まだこれからどうなるかわからないけど、
今のままで入れたらきっとゆりちゃんは……』
『えぇ、確かにゆりへの誹謗中傷は全然懸念できない。
心が折れそうになることが幾つもあるかもしれない。
それでも……今のゆりならきっと大丈夫よ……メンバーとも
確かな絆があるなら……』
『うん、そうだね……
僕たちは僕たちらしくゆりちゃんサポートしていこ?』
『えぇ、そうね。』
改めてゆりのサポートに徹底するとお互い心に決めるユウとキラ。
ゆりはお風呂から上がるとリビングへ入ってきた。
「ふぅ……さっぱりしたぁ……」
『おかえりゆりちゃん、この後はどうするの?』
「リビングで少し休んだら寝ようかなって思ってる。
身体って、自分が思ってるより疲れてる時があるから……
せっかく学校お休みにしてもらえたんだもん。
その分しっかり身体休めようって思って。」
『えぇ、それがいいわよ。』