第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
日は遡りスキャンダル本が販売された日のこと、
涼介に寮まで送ってもらったゆりは自身の部屋に足を進めた。
そこで偶然ゆりは来海と鉢合わせた。
「……。」
「……っ!ゆり!!」
「っ……」
来海はゆりに気づくなりゆりの元に駆け寄ってきた。
「っ来海……」
「っゆり……アタシらのところにも話は入ってきる。
ゆりの、スキャンダル本が出たって話……」
「っうん……ごめん、こんな大事な時期にこんな……」
「ゆりは何も悪くないよ……本なんだけど、
千鶴が重岡さんに買ってきてもらったみたいで私たちも中身確認した……
ホント、酷い内容よ……ゆりのことだけじゃなく、家族のことまで……」
来海は表情に怒りを表していた。
「ぅん……」
「ねぇゆり……写真の中にはSEXしてる感じのがあった。
あれって、アタシたちが北京で監禁された時のだよね……?」
「うん……私も見たけど、その写真は出雲の時のだった……」
(そういえば、響さんとのは載ってなかった……やっぱり、
自分が少しでも映り込むのには抵抗あるのかな……)
「やっぱり、これってあの組織の仕業よね……ゆりは、
あまり私たちに話してくれないけどさ……」
「っ……多分、ね……北京での写真があるならそう考えるのが普通かもね……」
「ゆり……本当に気をつけなね?
学校だって、荒木先生のことがあるし……」
「っ学校のことだけど、私しばらく休むことにしたの……涼介さんにも言われて……」
「っそ、っか……確かに、そのほうがいいかもね……荒木先生も、
今どうなってるのか……」
「うん……良くて謹慎って言ってた……」
「っそう……千鶴と愛美に言っておくよ。
荒木先生のことどうなってるか……」
「うん、お願いしていい?
ただ話聞いてもらってただけなのに、先生まで……」
「わかった……けど、そう思われてもおかしくないくらい
2人の距離は近かったと思うわよ?
荒木先生をあまり知らない生徒からしたら普通にゆりに手を出したって
思う生徒もいるだろうし……」
「っそんな……!」
「っ……それくらい、学校で2人でいる時は目立ってたのよ……」
「っ……」