第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「『っ……』」
((そんなんじゃねぇ……))
樹のツッコミに目線を逸らす憲吾と宙、
樹はそんな2人をケラケラと笑いながら見ていた。
『笑笑
まあこうなった以上、オレらはこれ以上油を注がない事だね。
オレは引き続き響さんの動向は監視するよ。』
「あぁ、よろしく頼む。
俺も、ゆりちゃんをはじめとしたこの本に載ってしまった人たちの
様子は見届けさせてもらう。
恐らく、日本政府とも関わりのあるゆりちゃんの親族なら
そっちが既に護衛の手回しとかもしてるはずだしね。」
「っじゃあ、とりあえず今段階では
ゆり以外の人たちの安全は守られてるんですね?」
「うん、恐らくね。組織の狙いはゆりちゃんだから
これ以上他の親族に関わる可能性は低い。
やっぱり、一番の問題はゆりちゃんを何としてでも
アイツらの元に行かせないことだ……。」
「っ……」
『そういえば、当落っていつ出んの?』
「あぁ、確か10月21日……ぁ、」
『21日って今日じゃん!
早く確認してよっ!』
「なんでお前が急かすんだよ……」
憲吾は渋々スマホを手に取りFCサイトを開いた。
見てみると『抽選結果を提示中』と画面に出ていた。
そこをクリックし抽選結果を見てみる憲吾、北斗も画面を覗いてみた。
「……ぁ、」
「っ凄いじゃん三船くん!
国立の初日当たってる!!」
『マジで!?
憲吾くん運良すぎ!!』
「……。」
(マジかよ……吾郎が言ってたあれもあながち嘘じゃねぇのか……)
思わず目をパチクリさせる憲吾、
だがさらに驚いたことは初日だけでなく最終日の国立まで当たっていたのだ。
「っちょっと三船くん……!
これ最終日も当たってない?」
「ぇ……」
『ちょちょちょマジ強運すぎない!?』
『マジ憲吾くん何!?
主人公フィルターかかり過ぎじゃない!?』←
宙と樹は思わず前のめりに食いついた。
一方で憲吾はまだフリーズしていた。
「マジか……」
「人気アイドルのチケットが2つも当たるって相当運がないと
厳しくない?
なのに凄いよ……」
「っ……」
(吾郎は結果、どうなってんだろ……)
ふと思う憲吾、一方の吾郎は……
「うおっしゃー!!
東京当たってるじゃねぇか!!」
無事1公演当選していた。