第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
「へぇ……そうなんだ!
やっぱり学生中心に人気なんだね……
他の子達も、まず好きな芸能人にドルチェあげるくらいだからなぁ……」
「高木さんは特にファンとかではないんですか?」
「ファンまではいかないけど、普通にドルチェの曲や番組は好きだよ。
彼女達を見てると、こっちも頑張らなきゃって思うからさ!」
「そうっすよね!
なんか、他のアイドルグループにはない輝きがあるというか……
海外でライブするっていうのも全く違和感ないっすから……
憲吾も、そう思うだろ?」
「……あぁ、そうだな。」
「へぇ……やっぱりドルチェって凄いんだね……」
「その中でもゆりちゃんの輝きと勢いはすごいっすよね!
この仏頂面な憲吾もイチコロっすよ笑」
「っ……ってめ……!//」←
「ふふ……ホント、すごいや……
八乙女先生があのゆりちゃんが生まれた出産に立ち寄ってて、
伊野尾や薮先生も赤ちゃんのゆりちゃんに会ってるだなんて……」
「「うぇ!?/……!?」」
高木さんの思いにもよらない発言に驚く2人。
「……あ、ここだけの秘密ね?(苦笑)
実は、ゆりちゃんのお母さんを診察してたのが
薮先生と八乙女先生で同期の伊野尾は担当の看護師だったんだ……
この事、他の人に言わないでね?秘密だよ?」
「っは、はぁ……」
(って!てなると……
この光咲総合病院ってゆりちゃんが生まれた病院!?)
「……。」
(確か、ゆりの母親は白血病で死んで……
その彼女を見ていたのがその先生達って事なのか……)
「この病院は内科や外科、
小児科に産婦人科その他諸々全てに対応してるからね……
ゆりちゃんも小さい時はよくここの小児科に来てたみたいだよ。」
「へぇ……なんか、すごいっすね……」
吾郎は呆然としていた。
「……よし!点滴はこれで大丈夫。
僕は別の患者さんのところにも行かないといけないからそろそろ行くね。」
「どうも……」
軽くお辞儀をする憲吾。
「それじゃ、またお昼の時にね。」
そういうと高木さんも病室を後にするのだった。
「……なんか、凄い驚く話だったな……」
「……そうだな、」