第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
それから徐々に意識が回復していく憲吾は
医師の診断を受け朝食も済ませた。
医師によれば安静していれば2日後には退院できるとの事。
今現在病室には吾郎に加え男性医師と男性看護師がいる。
「三船くん、朝食も全部食べれたようだね。
よかったよ……運ばれて来た時は体中アザと傷だらけだったから……」
「……まぁ、元々殴られたりすることは慣れてるというか、
普通だったんで……」
「でも、ボクシングと喧嘩じゃ違うだろ?
相手はヤクザ絡みの人もいたっていう話だったから……」
「まぁ……そうっすね……」
「……先生、本当に憲吾、2日後には退院できるっすよね?」
「うん、ちゃんとベッドで寝て安静にしていれば大丈夫だよ。」
「あとはちゃんとご飯でも食べて……ぁ、有岡先生!
そろそろ医師会議が始まる時間ですよ?」
「うわっ!もうそんな時間かよ……しゃーないな……それじゃ、
もし何か異変を感じたらナースコールで知らせて。
高木も、三船くんのことちゃんと見てろよ?」
「わかってますよ。伊達に10年以上は看護師してるんですから。
……ほら、
早く行かないとまた薮先生や八乙女先生にあーだこーだ言われますよ。」
「はいはいわかってますよ!
それじゃ、もうしばらくの辛抱だから大人しく寝てるんだぞ?」
そういうと有岡先生はカルテを持って病室を後にした。
「「……。」」
((随分賑やかな先生だな……顔もめちゃ童顔だし……))
同時に思う憲吾と吾郎、高木さんは憲吾の点滴の交換をはじめた。
「なんかあんな先生でごめんね(苦笑)
背も小さいし童顔だから頼りなさそうに見えるけどああ見えて
病院内でも優秀で優れてる医者として認定されてるから大丈夫だよ。」
「そ、そうなんっすか……?汗」
(全然見えねぇけど……)←
「……。」
(やはり、人は見かけによらないのか……)←
「2人とも、意外だっていう顔してるね笑
……あ、そういえばさ、」
「「……?」」
「朝食食べてる時、ドルチェの生中継番組見てたけどファンなの?」
「まぁ!俺はデビューした時からのファンで、
憲吾も最近ファンになったんすよ笑」
(実際はファンどころじゃねぇけどな笑)