第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「それ以上ゆりを侮辱するなッ!!!」
「っ憲吾……」
吾郎が男に掴みかかろうとした時、
いい加減堪忍袋の緒が切れた憲吾が男に対し声を荒げた。
だが男はそれに怯むことなくむしろ憲吾を嘲笑った。
「こーわっ!
それでゆりちゃんの彼氏面?笑
まるで自分が本命みたいな言い方じゃん笑」
「っ……」
「お前まさか自分が本命彼氏って思ってる?笑
自惚れるのもその辺にしとけよ〜笑」
「「笑笑」」
男の言葉に他の男達も憲吾を見下すように笑い出した。
その様子をずっと見ていた吾郎や生徒達も我慢の限界を超えた。
吾郎は男目がけ駆け出した。
「おいテメェら!!
これ以上憲吾やゆりちゃん侮辱するんじゃねぇよっ!!」_ダッ!
「っ待て吾郎!!
喧嘩だけは駄目だッ!!」
(もし喧嘩なんてしたら、推薦も全部台無しに……)
憲吾は吾郎を止めようと腕を伸ばしたがその腕が届くことはなかった。
『駄目だ』と憲吾が思った時、はけていた生徒の中から一人の生徒が飛び出してきた。
_バッ!「内山先輩ちょっと待ったー!!」
「っ!?」
「鈴木……!」
(アイツ何を……)
飛び出してきたのは1年生である鈴木大地だった。
大地は吾郎の元に走っていったかと思えばそのまま吾郎の首元に手刀を食らわした。
「てやあ!」
「グエッっ!」_バタン…
「っ!?」
そしてそのまま倒れ気絶する吾郎、さすがの憲吾も目の前で起きた出来事に
頭が追いつかなかった。
「……先輩方、ここは俺が何んとかします。
先輩達の勝ち取った推薦をこんなクズな連中の為だけになくなるなんて
俺絶対嫌っすから!!」
「っ鈴木……」
「今何が起きてんのか、正直俺にもチンプンカンプンです……けど、
コイツらは名誉毀損って言ってもいいレベルで先輩を侮辱しました。
どんな理由であれ、こんなの許されませんよ。」
「っ……」
「先輩……せっかく勝ち取った未来をこんなクズに渡しちゃ駄目です!!
1年の俺が謹慎喰らう分は余裕ですから!」
大地は憲吾に向かって笑顔を見せた。
そしてそんな大地に続くように他の生徒達も憲吾の前に立った。
「先輩は俺らの誇りっす!!」
「これ以上先輩を侮辱する奴は俺らが許しませんよ!!」
「っお前ら……」