第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「……お前が三船憲吾だな?
ゆりちゃんの彼氏とかって言われてる……」
「っ……」
(やっぱりバレてる……俺はどうすればいいんだ……
シラを切っても名乗ってもコイツらは俺に対して敵意しかない……)
「黙るってことは図星だな?
……やっぱり、この本のことは本当ってことだな?」
「っ……」
男はバッグの中から1冊の本を出しページを開くとそれを憲吾たちに見せた。
1冊の本というのはもちろんゆりのスキャンダル本である。
2人は当然驚きを隠せなかった。憲吾の顔もはっきりと写った写真もあり
名前と学校名までも書いてあった。
「っそれ……」
(これは確か、代替試合終わった後の……まさかこれ、
東郷らが撮ってたっていうのか……)
憲吾はその場で固まってしまった。
「っ憲吾……」
(何なんだこの本……ゆりちゃんや憲吾のことが書いてある……いや、
それだけじゃねぇ……こっから見る限り、東郷宙のもある……)
2人が呆然としてると再び男は声を荒げた。
「何でお前みたいな冴えねぇ奴がゆりちゃんの彼氏なんだよ!!」
「っ……!」
「っテメェ……!何憲吾を侮辱するようなこと!!」
「ハッ!
何でお前みたいな不良がゆりちゃんの彼氏になれんだ?
ゆりちゃんも男見る目ねぇな!!」
「っ……」_グッ…
「っテメェ……いい加減にしろよ!!
それにゆりちゃんまで侮辱してお前こそファン失格じゃねぇかッ!!」
憲吾は男の心ない言葉に拳を握りしめた。
そして吾郎も再び男に睨みを効かせた。
「まあけど?ゆりちゃん他にも彼氏いんだろ?
イケメン(笑)モデルとかジャニーズの藤ヶ谷とかよ……
お前なんてたかが暇潰しの相手だろ?笑
一般人と付き合ってみたいっていう細やかなスリルを味わうレベルで笑」
「っ……」_グッ…
(コイツは、一体何がしたいって言うんだよ……わざわざ俺を罵る為だけに
学校乗り込んで他の奴らの邪魔までして……)
さすがの憲吾も男に対し怒りが湧いてきた。
「こんなレベルで付き合えるなら俺だって付き合えるじゃん!
……あーあ、ゆりちゃんの遊び相手でもいいから俺も付き合いたかったよなー」
「っ……テメェいいかg「それ以上ゆりを侮辱するなッ!!!」