第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
吾郎はできるだけ穏便に済ませるために男達に帰るよう促したが
男達は怯む気配はなかった。
そんな中一人の男がおずおずと声を上げた。
「っお…俺たちはゆりぴー親衛隊の前衛部隊だ!!」
「「……はあ?」」
憲吾と吾郎は思わず「はあ?」と呆れた声を出した。
そして生徒達もさらにざわつき始めた。
_ざわざわ…
「ゆりぴーって、あの藤ヶ谷ゆりちゃんか?
三船先輩や内山先輩の恩人の……」
「おう……何でそんな奴らが三船さん達訪ねんだ?
……ハッ!もしかして、三船さんの立場が羨ましくてきやがったのか!?」
「けど三船先輩達がゆりちゃんと知り合いってそんな周りに知られてねぇだろ……」
「けど誰かチクる奴だっているだろ!?」
「そ、それもそうか……」
ざわつく中憲吾と吾郎は怪訝そうに親衛隊のほうを見ていた。
_ボソッ「ゆりぴー親衛隊って、ほぼヤラカシ問題児集団じゃねぇか……憲吾、
コイツらはファンの間でも有名な厄介な連中だ……」
「っ……」
(そういえば、ゆりと初めて会った時……
ゆりは確かこんなような奴らに追いかけられてて……
そうか、初めて会った気がしねぇのは俺も何度か遭遇してるからか……)
憲吾は感じた違和感に納得をした。
親衛隊と名乗る男達の中には憲吾と鉢合わせたであろう男も混ざっていた。
「っ……おいアンタら、ゆりぴー親衛隊か何かしらねぇが
こんなところで屯られたら他の奴らに迷惑なんだよ。
アンタら、俺らよりいい大人だろ。
大人ならそれくらいの常識弁えてもらえませんかねー?」
「うるさい黙れ!!不良如きかッ!!」
「ああ!?」
「おい吾郎、落ち着け……それじゃコイツらと変わらねぇぞ……」
「っ……悪りぃ……」
別の男は吾郎に怒鳴り散らし吾郎は思わず苛立ちを表情に表した。
憲吾に促されたとはいえ納得できないという表情をしていた。
そして吾郎に怒鳴った男は憲吾に目を向けるとこちらを睨んできた。
「っ……」
(何で急にコイツらが俺のところに……まさか、松村さん達が言っていた
最悪のことが起きて……)
憲吾はゆりに関する記事が出回りそこで自分の事も
バレているのかもしれないという不安に陥った。
その予想通り、憲吾の身バレもしており……