第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「っまさかこれって全部……組織の連中がやったんじゃ……」
『っ!?』
太輔の言葉に驚きを隠せない百合、だがそう考えれば納得できるものだった。
「っ普通の奴じゃ撮れねぇ写真ばかり……
組織が常にゆりをつけ回って監視してるなら日頃からゆりの
様子は把握することができる……」
『っ……!
確かに、そうだね……こんなにもゆりを見れるのは組織だけ……
組織によるものって考えると納得できるね……
ゆりだけを徹底的に陥れようとしてるなら……』
「っ……他の写真は……」
太輔は文章を読むのを一旦はしょり別のページをめくって見た。
すると裸と思われる写真も掲載されておりその写真に写るゆりは
泣いているようにも見えた。
そして太輔は真っ先にあの時のことを思い出した。
「っ!?
っ……おい、これ……まさか北京の……」
『っ……誘拐された時のってこと……?
ゆり達が、強姦されたって言う時の……それじゃやっぱりこの本は……』
「っあぁ……明らかに組織の連中だ……っアイツら……」
『いくらなんでも酷すぎるよ……
なんでゆりがここまでされなきゃいけないの……』
「っこんなの、世間が見たら……」
(ゆりのイメージが全部崩される、
いくらファンでもここまで庇えるとは思えない……下手したら、
日本中がゆりの敵になる可能性だって……)
『……そういえば、ゆり達が誘拐されてたってことは公にされてないんだっけ?』
「あぁ……詳しくはされてねぇと思うよ。
だからこの写真が組織の奴らによる強姦だなんて最初に思う奴はいねぇと思う。
最初のほうで、ゆりが男遊びをしてるってイメージを
擦りつけられるからな……」
『っ……私たちは、何もできないんだね……』
「……あぁ、こうなっちまった以上炎上が収まるのを待つしか……
なんて言えねぇよな、ライブだってもう
1ヶ月切ってるって言うのにこのタイミングで……」
『組織は、あえてこの時期を狙ったってことだよね……』
「だろうな。アイツらが計画性を持って行動するなら……
この上ないチャンスだったんだろうな……それにしても、
組織の連中が取ってるやつだからか藤ヶ谷くんや財前寺くんの写真はねぇな……」