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藤ヶ谷パパの娘は人気アイドル!−Season2−

第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編


「っ……」


本を団司から受け取る太輔はその表紙に目を向けた。
そしてタイトルを見るなり怒りがひしひしと湧いてきた。


「っ……『藤ヶ谷ゆり、真実ホントウ の姿』
っんだよこの本……」
(厚みもそれなりにある……一体どれだけのデタラメをここに……)

「っほんと、卑劣な奴らですよこの本を出した奴……
ただゆりちゃんを陥れる為だけに作ったとしか……」

「っ……」
(怖い……本の中身を見ることが……けど、
何が起きてるのかちゃんと確かめないと……一番辛いのは、
ゆりだしな……)

「……中身を見る時は、十分に構えてから見たほうがいいと思います。
正直、他人の俺から見ても酷い内容でしたから当事者の人たちなら尚更……」

「っあぁ、ありがとな団司くん……部屋に着いて落ち着いたら目を通すよ……」

「わかりました。
では部屋の前までお送りしますので行きましょう。」

「あぁ、よろしく頼む……」


太輔と団司は車を降り自宅に足を進めた。


「団司くんは、送ったあとどうするんだ?
帰りとか、車ないだろ?」

「先生を送り届けたら管理人の人に状況を話してきます。
その後は勤務に戻りますけど徒歩でも十分ですから。」

「そうか……まあ、昔はよくここまでアイツを
学校まで送り迎えしてくれてたもんな……」

「ですね……それにしても、ゆりちゃんの耳にも
今日中には入ってくると思いますけど不安ですね……」

「そうだな……」


話しているうちに部屋の前まで無事辿り着き太輔は玄関の鍵を開け中に入った。


「団司くん、ここまでありがとな……買い物、
明後日くらいに行こうと思ってたんだけど明日でも大丈夫か?」

「はい、大丈夫ですよ。
明日は自分の車で来ますので……何時ごろ迎えにくればいいですか?」

「そうだな……朝一で済ませたいから9時半くらいかな、」

「わかりました。明日はその時間までにまた来ます。
今日は、ゆっくり休んでください。」

「あぁ、ありがとな。」


太輔は団司を見送り念の為地上のほうを見渡してみた。


「……とりあえず、今んところは大丈夫そうだな。」


扉を閉め鍵もかける太輔、靴を脱いでいると百合が駆け足でやってきた。


『おかえり太輔!
今日帰ってくるの早くない?どうしたの?』
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