第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「藤ヶ谷先生たちに、何かあったらゆりちゃんや
他のご家族が悲しみますからこれくらい……これから帰宅するんですよね?」
「あぁ、しばらくは自宅待機だ。
買い物すらも、正直怖いよ……ずっとこの街に住んでいるのにな……」
太輔は胸の内に秘めていた本音を呟いた。
そして団司は既に対策を始めているということを太輔に話した。
「藤ヶ谷先生、このことは当然櫻井総監も把握済みだと思います。
それにあたって、藤ヶ谷先生たちの周りにも見張りがつくと思います。」
「っそう、なのか……?」
思わず目をパチクリさせる太輔。
「はい。特に藤ヶ谷先生はゆりちゃんの父親です。
九条や陸たちよりマスコミは先生に目をつけると思います。」
「っ……」
「そうだな……俺も懸念していたんだ、
コイツの自宅が特定されたら厄介だって……」
「あぁ……けど、あからさまに目立つようなことはしないと思います。
あくまで危害が及びそうな時に対応するんだと思います。」
「それだけでも、十分ありがたいよ。
団司くんの言葉に大分救われたよ……ありがとな。」
「藤ヶ谷先生!俺のこともどんどん頼ってくださいよ?
先生が外出したいところがあるっていうなら俺喜んで護衛しますよ!
買い物だって手伝います!」
「徹平君は、相変わらず元気だな……そんな君に、
妻もどれだけ救われていたか今ならよくわかるよ……」
「っそんな褒めないでくださいよ〜照れるじゃないっすか!」
「おい、コイツ図に乗るぜ?
褒めんのその辺にしとけよ。」
「先生、コイツのこと甘やかさないでください。」←
「うっわ!2人揃ってひでぇな!!」
「2人とも、相変わらずだな……苦笑」
(けど、まるで昔のようだ……本当に懐かしいし安心する……)
かつての日常のような光景に安心感を覚える太輔、
つくづく自分達は周りの人たちに恵まれているのだと心の底から感じた。
そして自宅までの護衛だが太輔には団司、和真には徹平がつくことになった。
なので和真と徹平はお互い不服だった。
「「なんでコイツなんだよ立花!!」」←
「俺は志村より優秀、優秀な奴が藤ヶ谷先生護衛すんのが適任だろ。」←
「はっきり言う!?そんなはっきり言う!?」
「マジ最悪……自宅までコイツと一緒とか……」
「うるせぇよ!!」
「……苦笑」
