第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
車に戻ってきた目黒と向井は2人に取引が無事終わったことを伝えた。
「東郷様、シナリオどおり事が進みました。」
「書く内容もある程度決まってきたみたいなので原稿は明日明後日までに
出来上がるみたいですよ!」
「なかなか上出来じゃねぇか、よくやったな。」
_パァァ…!「「っ……!!」」
響に褒められ思わず表情がほころび頬を染める2人。
そんな2人に思わず伊集院は口を挟んだ。
「お前たち、東郷様に少し褒められた程度で舞い上がるな。
まだ始まったばかりだろ。」
「まぁいいじゃねぇか伊集院……どこかの誰かと違って、
コイツらはホントに優秀だ……。」
「「っ東郷さん/様……!」」
小さく笑みを浮かべる響、
"どこかの誰か"とは誰を指すのかそれは本人にしかわからないが
ただ響に褒められた目黒と向井はまだ嬉しそうに表情が緩んでいた。
「ここに長居は無用だ。
話が済んだなら本部に帰る。」
「はい、東郷様。
……お前たち、
先ほど東郷様もおっしゃられていたがヘマをするんじゃないぞ。
この仕事は、お前たちにほぼ任せたも同然なんだからな。」
「「もちろんっ!!」」
((ジュリより俺のほうが優秀だし……!!))←
ここ最近はゆりや憲吾の監視絡みで響と話すことが多かった樹。
樹と歳がほぼ一緒で響を崇拝してる2人からしたら
樹の立場は非常に羨ましいポジションにあり
常日毎から樹に対しては対抗心を燃やしていたのだ。
そんなことを思われているとは知らない樹、
響たちが自分たちが予想していなかったところと繋がったことも知らず
自身がまとめたリストを元にあちらこちらの会社に足を運んでいるのだった。
「造園師の仕事終わり後はやっぱ地味にキツいなぁ……(苦笑)
でもとりあえず今日の分は終わったしノルマ達成かなー?
でも時間的にあと一社回れそうだから行こっかなー……」
そして響たちの手により自身のスキャンダルが世に出回るとは
夢にも思っていないゆりはメンバーや涼介らと共に
コンサートに向けて調整に調整を重ねるのだった。
「ふぅ……全体合わせまでには最低限の形が出来上がりそう、かな……」