第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「ふふふ……どんどん頭に面白いシナリオが入ってくるぞ……
これで俺たちは再びビッグに……」
出口はメガネを光らせながらニヤニヤと顔を俯かせながらブツブツと呟いていた。
「……すっかり乗り気のようっすね♪
んじゃ、取引完了ってこといいですか?」
「っあぁ……!よろしく頼みます!」
「そう言ってくれると思ったわ〜♪
……あ、肝心なこと言うの忘れておったわ。」
「「……?」」
首を一斉に傾げるオカッパーズ、ずっとヘラヘラと笑っていた向井は
突然真顔になりオカッパーズにこう告げた。
「俺たちがこの情報を渡したこと、絶対誰にも言わないこと。
それに俺らの素性は一切明かす事はしないし
少しでも他の連中に仄めかすようなことをすれば……」_スチャッ…
「「っ!?」」
向井はソファーから立ち上がったかと思えば
ジャケットに忍ばせていた拳銃を取り出し出口に向け銃口を向けた。
当然突然銃を突きつけられた3人はギョッと目を見開いた。
「_アンタら、消すよ?
遺体も残らないほどにね……」
「「……固」」
そんな3人に構わず冷酷な表情で見下ろす向井、
オカッパーズはその場で氷漬けにあったかのように固まった。
「おい、いきなり銃を突きつける必要があるか。」
「だってこんな美味い話簡単にいかないって最初のうちに
理解してもらってたほうがいいじゃん。
……それに、俺らが普通の人間じゃないってこと周知してもらわないと
後々面倒じゃん?
……そーでしょ、東郷さん?」
向井は銃を突きつけたまま後ろを振り返り響を見た。
「あぁ、そうだな……貴様らから見ればオレたちは裏社会の人間だ。
この取引に合意した以上、お前らもオレらと同種の人間になるってことだ……ま、
お前らが16年前に有栖川雅の手を取った時点でさほどかわらねぇがな。」
「っ……!
なぜ有栖川のことまで!!」
「はっ!
そんなの、オレらからしたら余裕の情報だな……」
「っ……ハッ!
まさか、先月Dolceの北京での一件……
巷では裏組織による誘拐事件があったと噂で流れていた……もしや、
それは事実で貴方方がその……」
出口は恐る恐る響を見上げた。
「ほぉ、見かけによらず勘が鋭いな。
……お察しの通り、オレたちは一度アイツらを拉致ってる。」
「「っ……!」」
