第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「では、商談を進めさせていただきます。
先ほども言いましたが我々はこの場で大金を用意しろとは言いません。
この写真を貴方方にお譲りするにあたっての条件はただ一つ……。
発行された書籍の売上の半分、50%を我々の利益としていただきます。」
「5、50%だと!?」
「これだけ提示するほどの価値が藤ヶ谷ゆりには十分ある。
誰もが知りえないそんな彼女の素性、むしろ我々からしたら安いほうですよ?
それに……これほどの内容なら重版もありえなるのではありませんか?」
「「っ……」」
目黒は息を呑むオカッパーズをよそにさらに話を進めた。
「藤ヶ谷ゆりほどの有名人なら、都内で小さな出版でも
あっという間に広がりそこから全国の書店やコンビニ等へ広がることも容易です。
そうなれば、自然と貴方方の利益は上がり会社の立て直しや
有名出版社への転職も夢ではないでしょう。」
「っ……そんな上手くいくものかね……」
「印刷会社も、我々の方で手配しますよ?
今の貴方方は業界からの信用度0に等しいですからね。」
「「う”……」」
「我々も出版にあたってある程度の援助はします。
それも踏まえれば安いくらいではありませんか?
無力な貴方方に我々がこうして手を差し伸ばしているのですから。」
「……目黒、ズバズバ言い過ぎじゃね……?」←
何気にオカッパーズの傷を抉っていく目黒に思わずツッコむ向井、
目黒は特に気づいていないのかそのまま話を続ける。
「記事、書籍の内容は貴方方にお任せします。
なんでもいいんですよ?16年前と同じように話を盛って
藤ヶ谷ゆりの淫らな男性関係を書くなり出生の真実を書くなり……
とにかく世間の目を引く内容になればいいんですから。
内容の中身は我々の方でも一度は確認させていただきますけどね。」
「っ……藤ヶ谷ゆりの周辺人物について書いてもいいってことですか?」
「構いません「あ!もしかしてゆりちゃんの父親のこととか?笑」
向井、話している途中で話を遮るな……。」
向井に話を遮られ思わずムッとする目黒。
「もちろん、周辺人物の情報は俺たちは持ってますよ?
当然、父親の情報もね……内容を大いに盛り上げてくれるなら
それくらいの情報は渡してもいいっすよ?」
「ふふふ……」