第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「「っ……」」
「うちのボスが、なぜアンタらに目をつけたか知りたいやろ?
こんなネタ、マスメディアの人間からしたら喉から手が出るほど欲しいネタやろ?」
「「っ……」」
「アンタら、藤ヶ谷ゆりが玉森百合の娘だってこと知ってた?」
「「……はあ!?」」
向井の言葉に同時に声を出すオカッパーズ、
どうやら二人が親子だというのは特に知らないようだった。
「その様子だと全く知らん様子か……でも似てるっては思ってたっしょ?」
「っ……まぁ確かに、
テレビに出始めた頃は玉森百合を思い出す見た目をしてたが
まさか本当に親子とは……だが玉森百合は引退後間も無くして死んだだろ。
その間に子供を身籠もっていたというのか……?」
「せやなぁ……高2か高3か?
確か相手は誰やっけな〜」
「……向井、話を長引かせるな。」
「させんっ!笑」
惚けたような口振りをする向井、目黒は思わず注意をした。
「相手は大学教師だろ。当時の特番は俺たちも見てたから覚えてる……
だが子供がいたというのは初耳だ。
公式からは一切公開されていないからな……」
「そうでしょうね、もし公に明かされれば家族・親族などの
プライバシーが晒される可能性がある。
それに、あくまで玉森百合の最期は
"一般人"としてですから当然の対応でしょう。」
向井にいい加減呆れたのか目黒が話を続け向井はそれを察したのか黙った。
「話を戻します。
我々はこの写真を入手するにあたってその2人が親子であることも特定した。
これはどこのメディアにも公開どころか特定すらされていない、
あくまでネット上の噂であり芸能業界でも限りある人物だけに
周知された暗黙の事実……どうせ写真を売るなら、唯一16年前に
あの記事を書いた貴方方に任せるか他ならないと
決断なされたんですよ、あのお方は。」
「っ俺たちに……」
「はい。それにそのほうが貴方方も業界に返り咲けるかもしれませんよ?
玉森百合に関してはガセですがこの藤ヶ谷ゆりに関しては……
_紛れもない事実。
……なんですから、この事実を貴方方が世に発信するのです。
業界全体もを揺るがす真実、貴方方が嵐を巻き起こすんですよ。
この上ないでしょ?」
「「っ……!」」