第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
「あぁ、だからこそ目をつけた。
……それに、どうやらオレの周辺には裏切り者がいるようだ。
また公安だのCIAが紛れている可能性も十分にあるからな……」
「そうなると、こちらが手を打つ前に向こうが先手を打つ……
大手会社は既に買収にあってる可能性が高いから……ということでしょうか?」
「ま、そうだな……小さな会社にも釘は打つかもしれないが
この御河童舎は底辺中の底辺だ、ここまで目を回すのは流石に
無理があるだろうからな……」
「なるほど、雑誌が世に出てしまえば
あとは勝手に世間が注目するでしょうからね……そうと決まれば、
出発は早い方がよろしいですね。」
「あぁ。」
こうして響たちは御河童舎へ向け出発した。
_御河童舎
車は30分ほどで御河童舎があるというオフィスビルの前に着いた。
「東郷様、着きました……が、本当にここでよろしいのでしょうか?
到底出版会社には見えないほどの寂れ具合ですが……」
「はっ!底辺中の底辺だと言ったろ。
オンボロビルのオフィスに構えるので手一杯だろ……それに、」
「それに?」
響は疑問に思っている伊集院の質問に答えていった。
「コイツらは16年前、とある記事を書いて本を出版した。
それは今までになほどの大ネタだった、だから本も相当売れた……だが、
その代償はデカいものだった。」
「っ代償……」
「お前も、ゆりの母親くらいの情報は軽く知ってるだろ。」
「えぇ、まぁ……」
「お前は覚えているか?
もう16年も前になるが玉森百合と藤城柊の熱愛発覚記事……」
「……申し訳ありません、
芸能に関する情報は乏しく10年以上の前の記憶は……」
「そうか、別にいい。所詮は過去の事だからな。
ま、当時人気絶頂だった2人の熱愛記事は当然荒れた……
嘘の情報でもあってもだ。
……だからこそ、双方事務所は徹底的に制裁を下した。
十分名誉毀損で訴えられるものだったからな。
勿論、芸能人が参加するイベントや会見等の参加は出来ねぇよう処分も食らってる。」
「っなるほど……となると正式な場へは一切介入できずまともな記事すら
書くことも困難ということですか……」
「あぁ。こちらからわざわざ大物ネタを持ってきてやったんだ。
コイツらはこれに食らいつくしかねぇだろ?」