第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
日本警察側が進展する中、樹たちCIA側も少しずつ動き始めた。
樹は響の動向を確認すべく本部の銀狼へ足を運んでいた。
「ちっす……東郷さんにお目通りいただきたいんっすけど今います?」
「ジュリか……藤ヶ谷ゆりに関してなにか?」
「まぁそうっすね、東郷さんも可能な限り
ゆりちゃんの情報は欲しいだろうからねぇ……んで?
いるんっすか?東郷さんは、」
「生憎と、東郷様は出掛けてらっしゃる。
今日は諦めるんだな。」
「えぇ!?
……どこ行ったんだよあの人……」
樹は思わず口を尖らせた。
「さぁな、だが藤ヶ谷ゆり絡みで出掛けたのは間違いないだろう。
あの方が商談や取引以外で本部から出ることはほとんどないからな。」
「ふーん……いつ帰るかもわからない感じ?」
「そうだな……今日中には帰られるだろうがいつ帰ってくるかはわからん。」
「……わかった、でもここで待ってる分にはいいでしょ?」
「……好きにしろ。」
「サンキュ〜♪」
(別に後日でもいいんだけど、早いに越したことはねぇからなぁ……
警察側もいよいよこの組織に関わる奴ら制圧したって話だし……)
樹は響が戻ってくるまで待つことにした。
ちなみに響はSymphony事務所に潜入中の時である。
そして響が戻ってきたのは樹が本部に来て3時間後だった。
「あ!東郷さんお帰りなさいっす!」
(茶髪に伊達メガネスタイル……外向けの格好で何してきたんだか……)
「お前、ここでずっと待ってたのか……」
「うっす!」
「忠犬かテメェは……」
「お褒めいただき光栄っす♪」
「褒めたつもりはねぇが……お前の用事ってぇのはゆりのことか?」
「まぁそうっすね!
オレがここにくる理由はゆりちゃん絡みしかありませんから笑」
「……わかった、オレの仕事部屋に来い。」
「はいっす!」
こうして樹は響と共にいつも報告する時に使っている仕事部屋に向かった。
部屋に着くと響はいつもの如くチェアに腰掛けた。
「んで、お前がオレに報告したいってことはなんだ。」
「まぁ以前引っ掛かっていた荒木先生のことっすけど
やっぱりあの先生にこれといった情報は出てこなかったっす!」
「……それだけか?」
「いやいや!」