第23章 ☆憲吾ルート☆ Happy END後編
『ったく、もう……2人してホント世話が焼けんだから……
まるで、兄弟みたいね。』
「『っ……?/っ!』」
やれやれと言わんばかりの表情で2人を見るキラ、そしてキラの言った
『兄弟みたい』という言葉、ゆりはキョトンと首を傾げ
ユウは思わず目をぱあっと輝かせた。
『そ、そうかな〜……なら僕のほうがお兄ちゃんだよね!
ゆりちゃんまだまだ手かかるし!』←
「っ!?
なんでユウのほうがお兄ちゃんなの!?
普通私のほうがお姉ちゃんでしょ!」
『僕がお兄ちゃんなの!』
「私がお姉ちゃんっ!』
『……。』
(なーに言い争ってるんだか……)←
キラはジト目になりながら2人の兄妹を見下ろすのだった。
そして手をパンパンと叩いた。
_パンパンッ!『ほら、2人とも夕飯はとっくにできてるんだから席ついて!
ゆりは宿題まだ残ってるでしょ?』
「っ……はぁい……」
『その感じ、やっぱりゆりちゃんは妹だよ!』←
「っはあ!?ユウよりは私のほうがお姉さんだから!!」←
再び言い争うゆりとユウ、キラは思わずキレ叫んだ。
『だーーもうっ!!
私からしたらどっちも妹と弟よッ!!!←
上の兄弟なら凪咲くらい大人になってから言いなさいよッ!!』
「『……。』」
((キラちゃんのほうが後から生まれたくせに……))←
そんなことを同時に思う兄妹、3人はこうして夕食を済ましゆりは
自室で宿題を済ませるのだった。
そして翌日、ゆりは昨日までの様子が嘘だったように
少しずつ本来の姿を取り戻し学校へも千鶴と愛美と一緒に登校した。
「ゆりちゃん、今日は久々に3人で登校しようよ。」
「うん、大丈夫だよ。
千鶴も今日はお仕事ないの?」
「えぇ、今日は学校終わりのレッスンだけよ。」
「そっか……今日から3:3に分かれての練習始まるもんね。
……どこまで自分を取り戻せるかわからないけど、頑張るねっ」
「うんっ……でもまだあまり、無理しなくて大丈夫だからね?」
「ありがとまな、でも時間も限られてくるし……私も、
この間よりはずっとマシになったと思うから……」
「……そう、ゆりがそういうなら、大丈夫そうね。」
「うんっ」
3人は会話をしながら学校まで足を進めるのだった。