第8章 ☆Story26☆ いざ韓国へ!
「パパは丸1日は意識がなかったんだっけ?」
『そうだな……大体それくらいだったよ。
三船くんも、それくらいで意識は取り戻してくれるんじゃないか?
お前が出発する時間には、間に合わないかもしれないけど……』
「それは重々理解してる……けんg.っ三船さんには、
迷惑かけちゃったしゆっくり寝てもらってた方がいいかも……」
思わず憲吾呼びを三船さん呼びに変えたゆり、
電話越しからはクスッと笑う太輔の声が聞こえた。
『わざわざ呼び方変えなくていいぞ笑
お前らの関係はなんとなく察してるから普段通りの呼び方でいいよ。』
「っそ、そうなの……?」
ゆりは太輔の言葉に目をぱちくりさせた。
『あぁ、ママも、人前では先生って呼ぶ時に結構苦労してたな笑
あいつ、付き合って早々呼び捨てだったからな……』
「へぇ……パパは最初、ママのことなんて呼んでたの?」
『俺か?あぁ……確か、
最初は百合ちゃんだったんじゃないか?
再会した時は教育実習の時と同じ呼び方してたかな……』
「まあいきなり小学生の子を呼び捨てにはしないよね!
うちの荒木先生は、早々みんなを呼び捨てで呼んでるし笑
いつから呼び捨てで呼ぶようになったの?
やっぱり付き合いだしてから?」
『いまいち、覚えてねぇんだよな……ただ、
付き合う前から呼び捨てで呼んでたかな……』
「へぇ……ママは付き合うまでは先生呼びだったの?」
『あぁ、藤ヶ谷先生って呼んでたよ。
今じゃ違和感ありまくりだけどな(苦笑)
たまにふざけてそう呼んでくる時あったけど、
その時はすごい違和感感じたよ。』
「笑笑」
しばらく太輔との談笑破続き……
『そろそろ切らなくて大丈夫か?
他にも連絡しておきたい人とかいたら連絡しとけよ。』
「うん!」
『徹平くんあたりは結構気にしてっと思うから、
LINEだけでも送っときな?』
「はぁい笑
じゃあ団司さんには電話しよ」←
『意地悪すんな……汗←
案外赤ん坊の時から2人に対しての扱いは変わらないな……』
「変わらないって?」
『お前、昔は団司くんに1番懐いていたのに……
徹平くんに対しては結構さっぱとしてたからよ』
「そうかな?
確かに団司さんにはパパより懐いてたけど……」←
『……汗』