第2章 ☆Story20☆ 新しい担任の先生登場!!
「……次の大会、韓国に出発する前日だ……」
『前日ってことは色々準備とかで慌ただしくなってそうだね……』
「……。」
ちなみに大会日程は9月9日、
9月10日には新成田空港から韓国へ向けて出発。
ちなみに韓国から中国へのツアーで
約1ヶ月ほど現地に滞在することになっている。
「一応、現時点でこの日は休みだけど……」
(ちょっと厳しいのかな……)
ゆりはスマホを少し悲しそうに見つめた。
『……やっぱり直接応援に行きたいよね……
まぁ、一応1ヶ月くらいは期間あるし……またその時考えようよ。
今悩んでも仕方ないし……』
「そうだね(苦笑)
さーて、明日の日程はどうなってるんだっけなぁ……」
それから2日後、
ゆりは昼休みに二者面談をすることになっている。
「ゆり、次はあなたよ。」
「うん、わかった千鶴。
……どんな話ししたの?」
「まぁ、二者面談らしい話はしたけど……
なぜか最後はバッタの話になったわよ……」←
「本当にバッタが好きなんだ荒木先生……苦笑」
そしてゆりは剛太の待つ進路相談室に向かった。
_進路相談室
_コンコン「失礼します、荒木先生。藤ヶ谷です。」
「はーい!」
扉の向こうからはまだ元気が有り余っている剛太の声が聞こえてくる。
「……。」
(なんか徹平さんみたい……)←
ゆりはそんなことを思いながら扉を開ける。
「よぉゆり!」
「ど、どうも……」
(うーん……やっぱりパパに見えるな……性格は全然違うけど……)
ちなみに剛太は昨日からクラスメイトたちを呼び捨てで呼び始めた。
ゆりは目の前にある椅子に剛太と向かい合う形で座った。